ハスとカワセミとサンニッパ
その2
2008/08/08
さて、EF300mm F2.8L isのファースト・ショットは無事撮れたものの、ホワイトバランスの設定ミスをやらかしてしまったお気楽は、”明日も行こう!”と決心したのでした。
角田市 手代木沼 7:00am
二日目となれば、ナビに案内されなくても、迷わず到着。 今日は、ブラインド・テントを持参し、沼に突き出た砂地の上に張ります。 この場所の先客ハクチョウとアヒルは侵入者にお構いなくのんびりムード。 でも、テントを開ける音に驚いて(鉄砲の音のよう)、一目散に逃げていきました、ごめんなさい。
太陽光に背後から照らされ理想的な撮影場所ですが、早朝のまだ熱せられていない空気が溢れ、そよ風さえ吹く過ごしやすいテント外に対し、直射日光をまともに浴びるテント内は蒸し風呂状態、汗が噴出す、ここまで苦労して撮る必要があるのか自分でも理解に苦しみます。
テントの中で、足の伸ばさない三脚に据えたカメラのファインダーを覗くと、

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
昨日見ていた風景とは別の世界が広がっていた。
ハスキー三段式は足を伸ばさなくても、けっこうな高さで、あぐらをかいた状態だとファインダーは頭上にあります。 このため携帯椅子に座っての撮影になるが、この椅子を持ち出すのを忘れそうだったので、昨夜のうちに玄関先の目立つところに出しておいたのでした。 にもかかわらず、きっちり忘れてきました。 ファインダーを覗くたびに腰を浮かし、中腰で撮影、これはきつかった。
せっかく、昨日より早く撮影に入れたのに、カワセミ出現予定時刻を過ぎても、一向に出てくれません。 熱さに耐えられなくなった頃、ようやく飛んできたが、土手の手すりに止まっていたカラスに驚いて、即退散、カラスが憎い。
午前8時を過ぎて、やっとハスに止まってくれました。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
低い位置からの撮影なので、後方のハスと一定の間隔を空けることができ、加えてテレコンをつけず f2.8しぼり解放が背景をうまくぼかしてくれました。 ただし、肝心のハスの花までボケちゃてますが。
カワセミ・ダイビング 1本目 8:04am

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング
中腰でファインダーを覗いています。 不安定な姿勢なので、レンズに添えた手がブルブル震える。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング
何とか飛び出しをキャッチ、連写開始。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
ここいら辺までカワセミはファインダー内に留まっているので、レンズを振らずに撮影、AFも花托を捉えたまま動かず。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
カワセミがファインダーから消えたので、慌ててカメラを振ったが、続く数コマにはカワセミの姿はなし(だから、省略)。 数コマ後、どうにかその姿を捉えたのが上の写真。 中央のオレンジ色のぼやけた物体がカワセミ。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング
次にピントが合った時、カワセミは、既に、花托の上で魚をくわえていました。 飛び出しの3コマ以外は全滅です。 腕がなければ、いいレンズも宝の持ち腐れか?
食後の休憩タイム

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング
幼鳥だからか、夏場のためか、背中のカワセミ青が綺麗じゃない。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング
左上のピンクは、ハスの花です。
カワセミ・ダイビング 2本目 8:06am

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2500 1/3EV ISO200 トリミング
飛び出しをキャッチできず。 ワンテンポ遅れた。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング
頭が隠れているけれど、カワセミに違いない。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200

一本目同様、中央の赤いAF枠からかなりずれています。 お気楽の腕前は、この程度。一番下のAF枠に重なっているので、<AFフレーム自動選択>にしてたら、ジャスピンだったかも。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング
今度は、カワセミも魚取りに失敗したようで...
威嚇? ごあいさつ? 8:07am
二回連続でダイビングしたので、三回目もありかな? と思いながら、サウナ地獄のテントで窮屈な中腰に耐えながらファインダーを覗き続けていると突然、キィ~~イの鳴き声。 条件反射で連写開始、一瞬何かがファインダーを横切ったが、正体不明。 しばらく後に、モニターで確認すると、


Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング
カワセミがもう一羽写っていた、たった2コマだけど。 売ってしまったNikon D300なら”3コマか4コマはいけたのに”ってことは、考えないでおきます。
現れたのは、父親? それとも兄弟? 父親なら威嚇だろうし、兄弟ならごあいさつ。 警戒態勢のポーズに見えるけど、どっちなんだ?
カワセミの羽繕い(はづくろい)
一瞬の出会いが終わり、カワセミは花托で羽繕いを始める。 目の前に止まっている限り、ファインダーから目を外すわけにいかないよ。 地べたに腰を下ろして休みたい、携帯椅子があれば、どんなにか楽だったのに...

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/3200 ISO200 トリミング
ファインダーに目を当てたまま考えました。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2500 1/3EV ISO200 トリミング
このまま、同じように撮り続けても、1本目、2本目と同じ結果を招くだけ。 どうしようか?

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2500 1/3EV ISO200 トリミング
んで、頭に浮かんできたのは、EF300mm F2.8L is が持っている機能、安価なEF300mm F4L isには備わっていません。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2500 1/3EV ISO200 トリミング
それは、AFストップ機能。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング
フォーカスリング前方の黒いボタンを押し続けている間、AFが停止します。 ワンショットAFでは、その機能は発揮できないけれど(たぶん)、AIサーボAFでは、かなり便利な機能になるはず。

ほんとは、カワセミ・ダイビング着水の瞬間を撮りたいのだけど、飛行に合わせてカメラを振り回し、着水ポイントを正確にフレームに入れるのには相当な練習を積まないと無理っぽい。 取り敢えずの目標は、魚を捕らえて戻ってくる瞬間を押えること、これで我慢します、上達するまでは。
カワセミ・ダイビング 3本目 8:12am

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング
さてさて、ダイビングの姿勢に入ったを確認して、”AFストップボタンを押してっと”、慣れていないのでスパッとボタンの位置に指が動きません。 モソモソ手を動かし、何とかボタンを押すことができた。


Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2500 1/3EV ISO200
AFストップボタンを押し続けています。 飛び出しのタイミングを逃したが、今のところジャスピンです。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2500 1/3EV ISO200
何とかフレーム内に捉えています。 カワセミは奥に向かって飛行しているので、次第にピントが合わなくなっている。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
カメラを下げるのが早すぎる! 葉影の水面には、微妙ながらカワセミの影が...

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
着水ポイントをキャッチ。 残念ながらピンボケ、真横に飛んでくれれば、AFストップ機能で綺麗に撮れたのに。 以下数コマは省略。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
お立ち台のハスに近づくにつれピントが戻ってきます。 それにしても、カメラを戻すのが遅すぎ。


Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
危なくフレーム切れ寸前ながら、着地撮影成功! AFストップ機能のおかげでピントはばっちり。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング
カワセミも、上手く魚が取れました。
カワセミ・ダイビング 4本目 8:16am


Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
何だか、大サービスのカワセミ、四度ダイビングをするかも。 AFストップボタンを押しながら待機です。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング
真下の獲物を狙うのか、翼を閉じてダイビングと言うより垂直落下。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
カメラをティルトさせるだけで追尾できそうな雰囲気...

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
少し後方へ飛込んだので、ピント・バッチリとまではいかなかったが、着水寸前を撮影。 クチバシを開けて魚をくわえる体勢に入っているようです。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
着水の瞬間。 ジャスピンではないので、トリミングして大きく載せるのは差し控えました。 ピンボケでも構わないぞとやさしく言ってくださる方は、画像をクリックし、ピクセル等倍でご覧ください。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
カワセミと言えども、ここからの急上昇では、速度が落ちます。 という事は、コマ数も多くなります。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
徐々にピントが戻ってきます。 どうやら、魚を捕まえ損ねたみたい。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200


Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
完全にピントが戻りました。

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200 トリミング

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2500 1/3EV ISO200 トリミング
4回目にして、完璧じゃないですが、スタートからエンドまで通しで撮れました。
目の前で4回もダイビングを見せてくれたカワセミは、

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is f2.8 1/2000 1/3EV ISO200
午前8時18分、飛び去りました。
昨日、最後に出た時間は午前9時20分。 もう一度来るかもしれないので、サンニッパにテレコンを装着して待つことにしました。 多分、小一時間は姿を見せないと思うので、テントから脱出し、涼しい場所でで休憩。
その間、着水の瞬間を撮影する方法を考えてみました。
その1
AFストップ機能とAFプリセット機能を使う。
- カワセミが飛び出す直前に、AFストップボタンを押す。
- AFプリセットボタンを押して、現在のフォーカスを記憶。
- AFストップボタンを押しながら、AFフレームを”自動選択”に切り替える。
- AFストップボタンを押し続け、カワセミの飛び出しを待つ。
- 飛び出しと同時に連写開始。
- カワセミがフレーム外に出た瞬間、AFストップボタンから指を離す。
- できる限りカワセミを中央で補足するようカメラを動かす(これが難しい)。
- 着水の瞬間にジャスピンになるかどうかは40Dの"AF自動選択”にかける(あるいは神頼み)。
- フレーム内に、カワセミお立ち台が戻ってきたら、AFプリセット呼び出しリングを回して記憶したフォーカスを呼び戻す。
- カワセミがお立ち台に戻り、連写を終わるまでAFプリセット呼び出しリングは回しっぱなし。
不器用なお気楽には、こんな複雑な操作は無理かも。

<SET>と書かれたボタンがAFプリセットボタン
凹凸の白いリングがAFプリセット呼び出しリング
その2
AFストップ機能と山勘を使う。
- 飛び出しと着地はあきらめる(フムフム)。
- 着水ポイントを予想し(果たして可能か?)、そこにフォーカスを合わせてAFストップボタンを押す。
- カメラを固定したまま、ファインダーから目を離し、肉眼でお立ち台を見つめる。
- 飛び出しと同時に連写開始(AFストップボタンは押したまま)。
- 運よく、予想したポイントに着水すれば、ジャスピンの写真が撮れるでしょう。
- 着水ポイントの微調整のため、デジスコの照準器があれば、なお良い。
お気楽には、その2が相応しいかも、いつか試してみたいと考えています。
小一時間どころか午前10時まで待っても、カワセミは来なかった。
せっかく、テレコンをつけたので、絞り解放(f4.0)での写りを確かめてみました。
(風の影響を弱めるために高感度で撮影)

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is x EF1.4 420mm f8.0 1/1600 ISO800

Canon EOS 40D EF300mm F2.8L is x EF1.4 420mm f4.0 1/3200 ISO400
下がテレコン装着で絞り解放です。 いずれもライブビューで花床(中心の黄色い部分)にピントを合わせています。 EF300mm F4L isにテレコンをつけた場合、絞り解放(f5.6)の描写は納得しかねる物で、通常は一段絞ってf8.0で撮っていました。 上の写真だけで判断するのは間違いかもしれないが、EF300mm F2.8L is では、テレコンを装着して絞り解放(f4.0)で撮影しても、がっくりすることはないのではないか と思えます。 もし、そうであるなら、ヨンヨン(420mm F4.0)も手に入ったことになります。
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