お気楽バーダー2(カメラ思いつくまま)

Nikon D300のAF 3D-トラッキングを
フェラーリでテスト

 前回テストで使用したラジコンヘリの対象年齢は15才以上、今回テストに使用するフェラーリ・テスタロッサの対象年齢は6才以上。 これくらいなら、ぶきっちょなバーダーでも何とかなるだろうと 早速テスト開始です。

ラウンド1

まず、円周を走行するフェラーリを3D-トラッキングで追尾します。

Nikon D300 Ai AF Nikkor 50mm F1.4D f1.4 1/1000 ISO800 AF-C ダイナミック51点 3D-トラッキング。

画像をクリックしても、ピクセル等倍画像は表示しません。


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  • コースを2周しました。
  • 最初のコーナーで早くも、迷いが生じたのか(4~5)?
  • 第二コーナーではあたりで、3D-トラッキングの追尾は終了(6~8)。
  • フェラーリは順調に走行を重ねますが、AF枠は動きません。
  • 二周目にAF枠の近くを通過しても、3D-トラッキングの反応はなし(14~15)。

この結果には、ビックリしました。 前回のヘリコプターでは、かなりの追尾性能を見せた3D-トラッキングなのに、どうしたの?

ラウンド2以降では縦・横移動を個別にテストしました。

ラウンド2

周回走行がダメなら、簡単な直線走行はどうでしょう? 左から右に走行してみます。

Nikon D300 Ai AF Nikkor 50mm F1.4D f1.4 1/640 ISO800 AF-C ダイナミック51点 3D-トラッキング。

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  • 加速中は、被写体(フェラーリ)が識別できないためかAF枠は消滅します(3)。
  • 一定速度の横方向走行では、3D-トラッキングは(10)を除き機能しています。

横方向の追尾は、ほぼ正確に実行されます。

ラウンド3

続いて、縦方向、奥から手前に走行します。

Nikon D300 Ai AF Nikkor 50mm F1.4D f1.4 1/640 ISO400 AF-C ダイナミック51点 3D-トラッキング。

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  • (5)でAF枠が出ないのは、ラウンド2と同様、加速中のフェラーリが認識できなかったためと思われますが、(6)から(12)までAF枠は最初の位置にへばりついて、3D-トラッキングは機能していません。
  • 縦移動は遠近の差が大きく、レンズモータを駆動させフォーカスを合わせる必要があります。
  • 推測ですが、3D-トラッキングのシーン認識はCPUに負荷がかかるために、被写体までの距離が大きく変化しない横移動はカバーできても、ピント合わせ作業が増える前後の移動は、追尾しきれないのではないか?
  • あるいは、縦移動に関しては、AFエリアモードがAFダイナミック時のダイナミック51点と同じ動作になるよう、プログラミングされているのでしょうか?
  • カメラを90度回転し、ポートレート(縦長)でテストしても同様の結果でした。
  • AF-S Nikkor VR ED 70-200mm F2.8Gに替えてテストしても同様の結果でした。

ラウンド4

続いて、縦方向、手前から奥に走行します。

Nikon D300 Ai AF Nikkor 50mm F1.4D f1.4 1/640 ISO400 AF-C ダイナミック51点 3D-トラッキング。

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  • 奥から手前走行時とAF枠の出方が違いますが、やはりスタート直後から3D-トラッキングは機能していません。

ラウンド5

最初はまっすぐ、途中でハンドルを切ってカーブで走行をおこない、縦方向の移動で3D-トラッキングが機能しないことを検証します。

Nikon D300 Ai AF Nikkor 50mm F1.4D f1.4 1/800 ISO400 AF-C ダイナミック51点 3D-トラッキング。

画像をクリックしても、ピクセル等倍画像は表示しません。


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  • (7)あたりで、完全に向きが変わり奥に向かって進み始めると、AF枠が追尾しなくなります。
  • 直進->手前にハンドルを切る でも同様でした。

フェラーリを走らせないで、カメラを動かす

停止しているフェラーリーを撮影するために、シャッターの半押しを維持したまま、カメラをティルト(上下)させて見ます。

ランドスケープ

シャッター半押しを維持する

 

ポートレート

シャッター半押しを維持する

 

ティルトでは被写体までの距離が変わらないため、AF枠はフェラーリを捕らえたままです。

次に、少し乱暴な、実際には使われないと思われる方法で試してみました。

  1. フェラーリーを机の上に置く。
  2. ちょっと離れた場所から、手持ちで撮影。 AF枠はセンターに配置。
  3. 連写は秒3コマに設定。
  4. 連写しながら、カメラをパーン/ティルトさせる。
  5. その状態を維持しながら、カメラをフェラーリに近づける。

Nikon D300 Ai AF Nikkor 50mm F1.4D f1.4 1/400 ISO400 AF-C ダイナミック51点 3D-トラッキング。

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  • 61コマ撮影した中から12コマを選びました。
  • パーンについては、フェラーリからAF枠が離れることなく、ピントもしっかり合っているようです。
  • カメラをフェラーリに近づけている最中は、AF枠が表示されていてもピントが合っていません。
  • ズームインが完了し、その位置をキープしていると、2~3コマはピントが合っていませんが、その後はAF枠が表示されピントが合い始めます。

以上から、縦方向移動でも3D-トラッキングが機能していると推測されます。 前述のラウンド3~5でフェラーリが追尾できなかったのは、

  1. 被写体が移動する。
  2. 3D-トラッキングが、AF枠から被写体が移動したことを認識し、AFフレーム内(AF51点)でシーン認識を行う。
  3. 被写体を捕捉し、距離測定をおこない、ピントを合わせるためレンズモータを駆動。
  4. その間にもフェラーリは移動しているので、3.で算出したAF枠外にでてしまう。

これを繰り返し、3D-トラッキングがギブアップしたのではないかと思います。

フェラーリを、奥から縦方向にスタートさせ、AFフレーム外に出る前に停止させれば、捕捉できたはずです。 でも、この検証実験はやらないでおきます。 万一、予想通りに捕捉出来なければ、悩みそうなので。

確かに、現状では3D-トラッキングは完璧ではないようですが、それでも、前回の飛行中のラジコンヘリは、かなりの熟練者しか撮れなかったはずで、3D-トラッキングのおかげでシロウトでも簡単に撮れるようになりました。 CPU能力が上がり、プログラムロジックの改良が進めば、素晴らしい機能になるはずです。 ニコンも、現時点で完成した技術ではないいことはわかっていたと思いますが、それでも、それを製品に組み込んで発売した勇気は賞賛に値します。 

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