画像のゆがみ(歪曲収差)と周辺光量
EOS 40D vs Kiss X2 vs コンデジ vs 携帯カメラ
久しぶりです、散歩がてらの撮影は。 本日は鳥見なしの予定。 高校野球常連の仙台育英学園高校前には、JR仙石線宮城野原の地下駅があります。
大きな地図で見る
大きなヘルメットをかぶっている野球場に近い方の出入口の側壁を見ると、タイル模様、画像のゆがみチェックにもってこいです。 重いので三脚は置いてきました、すべて手持ち、だから水平が出ていないのもあるけれど、許してください。
- EOS 40D、EOS Kiss X2はRawフォーマット。
- Canon Dppによる現像・サイズ変更のみ。 ただしPowerShot A720 ISの画像は、明るさとコントラストを調整。
- 縦横比は、EOS 40D、EOS Kiss X2が3:2、Canon PowerShot A720 IS、Nokia N82が4:3。
- 各画像の真ん中辺に白い幽霊見たいのが写っているけれど、お気楽の姿(影の写りこみ)です。
広角側
絞り解放
EOS 40D w/EF-S17-55mm F2.8 IS USM

17mm f2.8 1/1000 ISO200
さすが大口径レンズ、歪曲はないとは言えないけれど、不自然さがないレベル。 でも、周辺減光がぁ~。 ファインダーをのぞいても、”うん? フードがちゃんとはまっているのか?” と思ってしまうほど。
EOS Kiss X2 w/EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

18mm f3.5 1/500 ISO200
コンパクトな広角ズームレンズだから仕方かないかも、ボールに貼り付けた画像のようにゆがんでいます。 でも、周辺減光は少ない。
Canon PowerShot A720 IS

5.8mm(35mm相当) f2.8 1/320 +1/3EV ISO100
35mmにしては盛大に湾曲している。 まわりが明るすぎて液晶画面が見えないよ。 そのせいかどうか、カメラが少しティルトして歪みを増幅。
Nokia N82

5.6mm(35mm相当) f2.8 1/52 ISO160
携帯のおまけカメラにしては、PowerShot S720 isより歪みを感じないし周辺減光もない、かなり優秀。 さすが、極小豆レンズだけどカールツァイス印は伊達じゃない。 PowerShot A720がISO 100で1/320、N82がISO 160なのに、シャッターが1/52? この数字は信用できないかも。
絞り F8.0
EOS 40D w/EF-S17-55mm F2.8 IS USM

17mm f8.0 1/100 ISO200
F8まで絞っても、まだ左隅が減光しています。
EOS Kiss X2 w/EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

18mm f8.0 1/100 ISO200
周辺減光は、絞れば少なくなりますが、歪曲は絞っても解決しません、つらいとこです。
Canon PowerShot A720 IS

5.8mm f8.0 1/30 ISO100
Web上のレンズのテストや評価記事に、周辺減光がでるので一段か二段絞って使え と書いている人がいますが、とんでもないことです。 そんなことすれば、解放時の明るさ魅力で購入した意味がなくなってしまう。 お気楽は、周辺減光や歪曲を、PCでLightroomやDppを使って補正しています。

EOS 40D 17mm f2.8の画像をDppで補正

EOS Kiss X2 18mm f3.5の画像をDppで補正
望遠側
絞り解放
EOS 40D w/EF-S17-55mm F2.8 IS US

55mm f2.8 1/800 ISO200
EOS Kiss X2 w/EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

55mm f5.6 1/200 ISO200
望遠側では、ゆがみはほとんど出ません。 周辺減光は少なくなりますが、ゼロではないようです。
Canon PowerShot A720 IS

34.8mm(210mm相当) f4.8 1/80 ISO100
周辺減光や歪みもなく綺麗な描写になります。
絞り F8.0
EOS 40D w/EF-S17-55mm F2.8 IS US

55mm f8 1/100 ISO200
EOS Kiss X2 w/EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS

55mm f8 1/100 ISO200
Dppで補正した上の画像とほぼ同等です。
Canon PowerShot A720 IS

34.8mm(210mm相当) f8 1/80 ISO200
全面格子模様の被写体は、そうお目にかかるものではないし、建築工学用に撮影するわけでもないので、フツウはゆがみも気にならず歪曲収差の補正もほとんどしません。 同様、周辺減光についても背景が青空や白っぽい壁なら気づくでしょうが、そうでなければ気づかない(鈍感だから)。 まして、野鳥の場合は高倍率の望遠だし、大幅トリミングが常なのでまったく気にならないのです。
評価
高くて重いカメラを使うと、大口径広角ズームレンズが故の周辺減光が目立ちますが、歪曲が少ない写真が撮れます。 でも、ゆがみが少ないだけで高いレンズを購入するかと聞かれれば、ノーです。 お気楽にとって、そのことは、何のメリットにもなりませんので。
Nokia N82は、携帯おまけカメラとしては、かなり優秀です。 被写体がどれほど微細に撮れるかは、レンズの口径と被写体までの距離で決まるわけで、N82は豆レンズですから、微細さは被写体までの距離頼りです。 ここに上げたサンプルほどに撮影できるのは、がんばっても10メートル以内じゃないかと思います。
|