お気楽バーダー2カメラ思いつくままCanon PowerShot S90 買いました
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PowerShot S90 DPP (Digital Photo Professional)と
ファースト・ショット

Canon RAW

 歴代PowerShot SシリーズのRAW撮影機能はS60に搭載されたのを最後に、以降のS70、S80には搭載されなかった。 新S90は待望のRAW復活をはたし、実に5年ぶりの快挙となった。

PowerShot S60にRAWが搭載されていたと言っても、EOS用の現像ソフト、Canon Digital Photo Professional(DPP)は未対応で、Canon ZoomBrowserでしか現像できないほどマイナーな存在であった。 ところが、PowerShot S90では、EOSじゃないのに”Canon DPPで現像OKよ”とキヤノンにしては珍しく太っ腹な対応で、余分な出費で市販のソフトを購入しなくても、効率のよいRAW現像が可能になった。

Canon DPP

PowerShot S90のRAWに対応するDPPはV3.7.0.1、今日現在キヤノンのサイトからダウンロードできるのはV3.6.1。 フツウにお気楽は、商品同梱のCD-ROMは開封せず大事に元箱に仕舞っているが、ダウンロードが未対応なら仕方がない、泣く泣く封印を解いてCD-ROMからインストールしました。

色調とシャープネス

PowerShot S90では、マイカラーで色調とシャープネスを設定し、ファンクション内でどのマイカラーを使うかを指定する。 RAWを選択するとマイカラーは指定できない。

Canon DPPでは、EOS流のピクチャースタイルでシャープネス、コントラスト、色の濃さ、色合いの4つのパラメーターを決定する。 ピクチャースタイルとは別に、コントラスト、ハイライト、シャドウ、色あい、色の濃さ、シャープネスを個別に設定できる (設定画面のスクリーン・ショットはこちら)。

PowerShot S90のRAWをDPP(V3.7.0.1)に読み込むと、初期値として、シャープネスが最大10の9にセットされる(スクリーン・ショットはこちら)。 このまま現像すると、かなりエッジがたったニコ爺(最近はニコ坊も多い)が喜ぶ”キヤノンの絵葉書”になるので要注意。
(2009/10/25追記:シャープネスが9になるのはISOを80にした場合で、ISOをAUTOに設定し、値が160の場合、シャープネスは4になった。)

ピクチャ・スタイル マイカラー

スタンダード
ポートレート
風景
ニュートラル
忠実設定
モノクロ

これ以外のスタイルは、こちらのキヤノンからダウンロードできる。

マイカラー切
くっきり
すっきり
セピア
白黒
ポジフィルム
色白肌
褐色肌
あざやかブルー
あざやかグリーン
あざやかレッド
カスタム

ノイズの除去(ノイズ・リダクション)

PowerShot S90のノイズ除去については、本体メニューにその設定項目は見当たらない。 また、マニュアルには、95頁に”シャッター速度が1.3秒以上のときは、撮影後にノイズ軽減処理を行う”以外の記述はない。 いずれにしてもRAWで撮影すると本体側でノイズ・リダクションは行われないので問題なし。

DPPでは、輝度ノイズと色ノイズの除去を別個の強度で指定できる(スクリーン・ショットはこちら).

レンズ収差補正

JPG撮影時PowerShot S90本体でレンズの収差補正を自動的におこなっているのかどうかは知らないけれど、RAWで撮るとDPPで収差を補正できる(スクリーン・ショットはこちら)。 ただし、自動セットの”撮影距離”はマクロで撮っても、バーの中央からやや左寄りくらいで既定値の正確さについては疑問。

オートライティングオプティマイザ

PowerShot S90にはこの機能はないので使用できない。 EOS 40Dもダメ。

ファースト・ショット

お気楽のファースト・ショットは、いつもこれ、


f8.0 1/160 ISO80 太陽光

PowerShot A720 ISでCCDにゴミが乗っかるトラブルがあったので、まずゴミの有無をチェック。 もっとも出荷時にチェックしているはずだから、この時点では大丈夫でしょう。 数ヶ月位使用している間に内部に潜んでいたゴミが付着する可能性のほうが高いと思う。

DPPのホワイト・バランス

せっかく空を撮ったので、DPPでホワイト・バランスを変えてみる。


太陽光

オート

日陰

くもり

DPPのピクチャ・スタイル

今度はピクチャ・スタイルを変えてみる(WBは太陽光)。


スタンダード

ポートレート

風景

ニュートラル

忠実設定

モノクロ

AFの精度

ピントが正確なのかチェックして見た。 ピンク色のピンにAFを合わせる。


105mm(テレ側) f4.9 1/50 +4/3EV ISO80 WB:オート シャープネス:0 ノイズ除去:0

中央部をピクセル等倍で切り抜いてチェック。 シャープネスがゼロなので、こんな物でしょう。

窓のカーテンを閉め、室内照明はデイライト、オート・ホワイト・バランスで撮影。 PowerShot S90の室内撮り時のオートホワイトバランスが心配になるような結果ですね。

DPPのホワイトバランス調整でスポイトを使って調整(スクリーン・ショットはこちら)したのが次の写真。

綺麗に調整できた。 DPPでホワイト・バランス調整できるのはありがたい。

シャープネスの調整

次にシャープネスをかけて見る。 画像は中央部のピクセル等倍。


シャープネス: 0/10

シャープネス: 1/10

シャープネス: 2/10

シャープネス: 3/10

シャープネス: 3/10

シャープネス: 4/10

シャープネス: 5/10

シャープネス: 6/10

シャープネス: 7/10

シャープネス: 8/10

シャープネス: 9/10

シャープネス: 10/10

シャープネスを4、コントラストは+1、トーンカーブの左をドラッグしてシャドウ部を調整(スクリーン・ショットはこちら)。


AF精度をチェックした画像

”短距離でAF精度をテストしても無意味では”との意見も出そうだが、レンズ口径が小さいPowerShot S90の遠距離撮影では、高い解像度は期待できないので、それなりのAF精度ても問題ないが。 近距離あるいはマクロ撮影では、口径が小さくてもレンズの分解能は落ちないので結果的に解像度が高くなり、AF精度が要求される。

レンズの片ボケ

片ボケのカメラなんて犬も食ないのでチェック。


JPG 28mm(ワイド側) f2.0 1/25 +4/3EV ISO80 WB:オート マイカラー:切


RAW 28mm(ワイド側) f2.0 1/25 +4/3EV ISO80 WB:オート シャープネス:4 ノイズ除去:0

上がJPG、下がRAW。 どちらもオート・ホワイト・バランスで撮影。 AF精度をチェックした画像と違いホワイトバランスは狂っていない。  同じ照明を使っているが、AF精度の写真は本を机に置いて撮影、照明の光は上から射している。 今回の写真は机に立てて撮影、照明は横から射している。 この違いがオート・ホワイト・バランスに影響したのか?

片ボケがないか、JPG画像の四隅をピクセル等倍でチェック。

四隅とも湾曲や甘さが目立つが、目くじらを立てて騒ぐような片ボケは見られない。

最後に、RAW画像でレンズの収差補正をおこなった。 既定値のままの設定で、撮影距離だけは、やや短距離側にスライドした(スクリーン・ショットはこちら)。


JPG画像よりやや明るめに撮れているので、DPPで明るさを-0.33にした。

四隅をチェック。

画像の歪みは、かなり是正されている。

 

購入店で初期故障による無償交換の期間は1週間と告げられたお気楽は、ファースト・ショットでチェック画像を撮影したのでした。 結果は合格。 後は、液晶保護フィルムを貼り、ストラップをつけるだけです。

それにしても、売価50万円以上のデジ一眼と同じ現像ソフトをわずか4万円で買えるPowerShot S90にも無料で付けてくれる太っ腹なキヤノンには感謝です。

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