お気楽バーダー2カメラ思いつくままCanon PowerShot S90 買いました
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PowerShot S90
望遠端の画質
(解像性能)

 次の2枚の写真はRAWで撮影し、DPP(Digital Photo Professional)でJPGに変換している。



縮小された画像では、A、Bとも同じようだ。 どちらかと言えば、Bの方がシャッキとしている。

A,Bの中央部を倍率200%で拡大すると、




Bの方が全体に画像の荒れが際立ち、暗部には粒状のノイズが強調され浮いている。

AはCanon EOS 40D+EF-S17-55mm f/2.8 IS、BはCanon PowerShot S90で撮影した。

なぜ、PowerShot S90の画像は荒れているのか? シャープネス量の違いが大きな要因だ。 A,Bのシャープネス量はDPPで既定(ディフォルト)値を適用している。 EOS 40Dの既定値は3で、撮影時に選んだピクチャ・スタイルのスタンダードで定義されている。 PowerShot S90の既定値はISO感度に基づき自動セットされ、ISO80ならシャープネスは9になる。

シャープネス0

PowerShot S90は、なぜ、これほどのシャープネスをかけるのだろう? まったくシャープネスをかけない画像(シャープネス0)のピクセル等倍(倍率100%)の切抜きを見ると、

EOS 40D,EF-S17-55mm f/2.8 IS

PowerShot S90

お気楽は専門家じゃないので断定はできないが、シャープネス0のRAW画像を、レンズを通して映像素子が捕らえた生の画像と仮定すれば、PowerShot S90の解像度はEOS 40Dより、かなり劣っている。 これがフィルム・カメラならば、この違いは、そのまま現像される写真にでてしまう。

しかし、デジタル・カメラは、カメラやDPPの画像処理によって、その差を埋めてくれる。 レンズの分解能不足ではっきりしない輪郭を、シャープネスによって、そこに輪郭があるように描く。

シャープネス3

EOS 40Dの既定値である3のシャープネスをPowerShot S90にも適用すると、

EOS 40D,EF-S17-55mm f/2.8 IS

PowerShot S90

シャープネス0で輪郭の鮮明さに違いのあった2つの画像に同量のシャープネスをかけても差は縮まらない。 だから、PowerShot S90は、EOS 40Dの3倍のシャープネスが既定値になっている。

EOS 40Dは3、PowerShot S90は9が既定値

先頭に掲載した2枚の写真のピクセル等倍切り抜きである。

EOS 40D,EF-S17-55mm f/2.8 IS

PowerShot S90

輪郭では色合いやコントラストが急激に変化する。 輪郭が崩れて眠くなった画像では、その変化量が少なくなっている。 シャープネスを上げると、少なくなった変化量を増やしてくれるが、元々輪郭ではなかったノイズなども強調することになる。

小口径のレンズや小さい映像素子によって低下した写真の品質を、ソフトウェアの力を借りて上げても、お気楽はインチキとは思わない。 だって、この技術がなければ、小さくて軽くて安価なコンパクト・デジタル・カメラなんて生まれてこなかったわけだから。

ただし、倍率200%の画像が物語るように、おのずと限界があるわけで、画像拡大が必要なA4以上の印刷では、低いレンズ性能を補ってくれたシャープネス9が仇になるだろう。

撮影距離別サンプル(ピクセル等倍切抜き)

画像をクリックすると、別ウィンドウにオリジナル画像を表示。

① 望遠端の焦点距離は、次の通り

    焦点距離 35mm換算
PowerShot S90 望遠端 22.5mm 105mm
EOS 40D EF-S17-55mm f/2.8 IS 望遠端 55mm 88mm
EOS X2 EF70-200mm f/4 IS 広角端 70mm 112mm
望遠端 200mm 320mm

② 撮影場所


より大きな地図で 霞目飛行場 を表示

オレンジ・ポイントへの移動は、オレンジの線に沿って、地図上をドラッグすることで可能。

③ DPPの現像

撮影時のホワイト・バランスはオート、DPPでは”撮影時設定”を指定。 ピクチャ・スタイルは”スタンダード”、ノイズ除去およびレンズ収差補正は無効にした。

撮影距離150M 廃車置場 (地図上の水色ポイント)

PowerShot S90

f8.0 1/160 ISO80 DPP:shp:9

EOS 40D,EF-S17-55mm f/2.8 IS

f8.0 1/250 ISO100 DPP:shp:3

EOS X2,EF70-200mm f/4 IS 70mm(広角端)

f8.0 1/200 ISO100 DPP:shp:3

EOS X2,EF70-200mm f/4 IS 200mm(望遠端)

f8.0 1/250 AEB-2/3EV ISO100 DPP:shp:3

撮影距離1000M 滑走路端(地図上の緑色ポイント)

PowerShot S90

f8.0 1/400 AEB-2/3EV ISO80 DPP:bri:0.33 cont:1 shp:9

EOS 40D,EF-S17-55mm f/2.8 IS

f8.0 1/640 AEB-2/3EV ISO100 DPP:bri:0.33 cont:1 shp:3

EOS X2,EF70-200mm f/4 IS 70mm(広角端)

f8.0 1/500 AEB-2/3EV ISO100 DPP:bri:0.17 cont:1 shp:3

EOS X2,EF70-200mm f/4 IS 200mm(望遠端)

f8.0 1/400 ISO100 DPP:bri-:0.17 cont:1 shp:3

撮影距離5000M 高層ビル(地図上のオレンジ色ポイント)

Google Mapの航空写真では、校庭(東北高校)になっているが、現在は、高層ビル”仙台トラストタワー”(2009年11月現在建設中)。

PowerShot S90

f8.0 1/250 ISO80 DPP:cont:1 shp:9

EOS 40D,EF-S17-55mm f/2.8 IS

f8.0 1/320 ISO100 AEB+2/3EV DPP:bri:-0.17 cont:1 shp:3

EOS X2,EF70-200mm f/4 IS 70mm(広角端)

f8.0 1/400 ISO100 DPP:cont:1 shp:3

EOS X2,EF70-200mm f/4 IS 200mm(望遠端)

f8.0 1/500 ISO100 DPP:bri:0.17 cont:1 shp:3

撮影距離640M 格納庫(地図上の黄色ポイント)

格納庫内のヘリコプターに注目。

PowerShot S90

f8.0 1/200 ISO80 DPP:cont:1 shd:2 shp:9

EOS 40D,EF-S17-55mm f/2.8 IS

f8.0 1/250 ISO100 DPP:cont:1 shd:2 shp:3

EOS X2,EF70-200mm f/4 IS 70mm(広角端)

f8.0 1/320 AEB-2/3EV ISO100 DPP:bri:017 cont:1 shd:2 shp:3

EOS X2,EF70-200mm f/4 IS 200mm(望遠端)

f8.0 1/400 AEB-2/3EV ISO100 DPP:bri:033 cont:1 shd:2 shp:3

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