PowerShot S90
VS
Cyber-shot DSC-WX1
街撮り画質比較 Part 2
通常の頁より横幅が広くなっています。
前日降った雪がまだ残っている師走の土曜日、カミさんが図書館に本を返しに行くと言うので、コートのポケットにS90とWX1と使い捨てカイロを忍ばせて、付いて行く事にした。
今回の比較は
WX1はPモード、S90はAVまたはPモードのRAWに設定。 どちらも -0.7~+0.7EVのAEBで撮影し、3枚からベストの1枚を残す。 S90は、RAWの特権として、DPP(Digital Photo Professional)で現像する際、編集・調整をおこなう。 WX1はRAWは撮れないので、PCで編集・調整はしない。
WX1いじめだと不快に思う人がいるかも知れないが、センスがなく技量も欠しいお気楽の編集なので、一概にS90が有利だとは言えないはずだ。
お昼はラーメン
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青葉通りの三菱東京UFJ銀行角を入ったところのラーメン屋で昼食。 |
| Canon PowerShot S90 |
Sony Cyber-shot DSC-WX1 |
DPPで編集・調整する前の写真

P 28mm 1/50 f4.0 AEB-2/3EV ISO80 WB(AUTO) |

PE 24mm 1/320 f2.4 -0.7EV ISO160 WB(AUTO)
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DPPで編集/調整後

DPP:br(0.17) ps(紅葉) shp(7) nr(色=4,輝度=0),周辺光量,歪曲
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中段写真の入口右側をピクセル等倍切抜き
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上段のS90はDPPに読み込んだ時点の画像、中段はDPPで湾曲/周辺光量を調整し、明るさを+0.17、シャープネスを9から7に落とした画像、下段は入口右側部分のピクセル等倍切り抜きだ。 S90、WX1ともAEBプラス側の+0.7EVでは明るすぎるので、0EVの画像を選んだ。
WX1同様、S90も、調整前は樽型の歪曲が目立つが、DPPで調整した画像(中段)では、かなり補正されている。
S90の28mmに対して、WX1は24mmと4mmほど広角なので解像度では不利になるが、この程度の撮影距離なら、それほどの差は感じない。
WX1の右上端に写っている側壁が、縮小画像で見ても、ぼやけている。 かなりひどい片ボケだ。
ラーメン
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| Canon PowerShot S90 |
Sony Cyber-shot DSC-WX1 |
DPPで編集・調整する前の写真
AV 28mm 1/30 f2.0 ISO80 WB(蛍光灯)
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PE 24mm 1/30 f2.4 ISO160 WB(白色蛍光灯)
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DPPで編集/調整後

DPP:br(0.33) ps(std) shp(7) nr(色=4,輝度=0)
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RGB ヒストグラム

RAW ヒストグラム
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S90、WX1ともホワイト・バランスは”昼白色の蛍光灯”。
白いレンゲを、WX1はその通りに写しているが、S90は青っぽい。 テーブルの赤色もWX1の方が正しく再現しているように思える。 DPPのホワイト・バランス・プリセットを”オート”、”白熱電球”に変更しても改善しない。 ”ホワイト・バランス微調整”でも補正できるが、お気楽は、この操作が苦手なので”RGB”タグのトーン・カーブを使って調整した。
”B”ボタンをクリックし、青色のトーンカーブだけを下側に引っ張り、値を少し減らした(左上図)。
S90、WX1ともAEBで撮ったが、+2/3EVでは露出オーバー、0EVだと露出不足だ。 DPPで調整できるS90はこの幅で撮影しても問題ないが、WX1はJPG故に撮影後の調整を避けたいので、+1/3EV幅のAEBが正解だったかも。
その他の調整項目は次の通り。
① 明るさを0.33に。
② RAWヒストグラムの右サイドを左に移動することでRGB値を明るい側にシフトし、左サイドを右に移動してダイナミック・レンジを狭め、コントラストを上げた(左下図)。
③ シャープネスを9から7に変更。
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宮城県立図書館
より大きな地図で 宮城県立図書館 を表示
原 広司(Wikipedia)氏設計、平成10年に完成した宮城県立図書館の周辺にはまだ雪が残っていた。
外に出て、撮影するには寒すぎるので、カミさんが閲覧している間、撮影許可を貰って館内を撮影した。
雪景色
雪景色を撮る時は、プラス側に露出補正する必要があるらしい。 AEBで撮影した3枚を比較して見る。 上段がS90、下段がWX1。 |
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-0.7EV |
0EV |
+0.7EV |
| S90 |

AV 28mm 1/250 f3.2 ISO80 WB(AUTO) |
AV 28mm 1/160 f3.2 ISO80 WB(AUTO) |
AV 28mm 1/100 f3.2 ISO80 WB(AUTO) |
| WX1 |

PE 24mm 1/125 f7.1 ISO160 WB(AUTO) |

PE 24mm 1/80 f7.1 ISO160 WB(AUTO) |

PE 24mm 1/50 f7.1 ISO160 WB(AUTO) |
一面銀世界のゲレンデじゃないので、0EVでも極端な露出不足になっていない。 +0.7EVで、S90はあちこちで白飛びが出ているが、露出が少ないWX1は空以外で白飛びは見られない。
WX1のシーン・風景
WX1のPモードとシーン・風景を比較した。
Pモード

P 24mm 1/320 f2.4 ISO160 WB(AUTO)
シーン・風景

SCN 24mm 1/80 f7.1 ISO160 WB(AUTO)
驚いたのは、シーン・風景が暗く写っていることではなく、絞り値の違いだ。 ISO160は共通、Pモードのf2.4 1/320に対して、シーン風景はf7.1 1/80。 WX1の絞りはNDフィルタ代用のはずで、絞っても解像度は変わらないはず。 事実、写真を見ても、深度は変わらない。 何のためにf7.1まで絞るのだろう。
地形広場から入口を撮影 |
| Canon PowerShot S90 |
Sony Cyber-shot DSC-WX1 |
DPPで編集・調整する前の写真
AV 28mm 1/80 f3.2 ISO80 WB(AUTO) |

PE 24mm 1/250 f2.4 ISO160 WB(AUTO) |
DPPで編集/調整後

DPP:ps(紅葉) con(1),shd(-1),shp(7) nr(色=4,輝度=0),周辺光量,歪曲 |
| 二段目写真の入口右側をピクセル等倍切抜き |
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WX1 パノラマ 縦置 ワイド

24mm 1/800 f2.4 ISO160 WB(AUTO) |
WX1 パノラマ 縦置 標準

24mm 1/640 f2.4 ISO160 WB(AUTO) |
一段目は、DPPに読み込んだ時点の画像、二段目はDPPで湾曲/周辺光量を調整し、コントラストを1、シャドウを-1、シャープネスを9から7に落とした画像、三段目は入口右上部分のピクセル等倍切り抜きだ。
二段目、DPP調整後の画像は、シャープネスを弱めたものの、コントラストを上げ暗部の明るさを-1にしたので、床面の反射ははっきりしたが、全体では硬質な感じになった。
等倍切抜きで比較すると、2階上部壁面の縦模様はS90の方が鮮明で、シャープネスが強いとは言え、解像度ではWX1に勝っている。 WX1は壁面影の部分に偽色を伴ったノイズが出ている。
S90とWX1の焦点距離の差は4mmだが、このような限られた広さの空間を撮ると、目で感じる画角の違いは歴然としている。 更に、S90のスイング・パノラマによってS90との画角差は広がる。
四段目のパノラマはワイド、五段目はノーマルで、いずれもカメラ縦置きで、明るい館外で露出が決まるよう反時計回りに撮影した。
S90のパノラマ・アシスト機能を使って元画像を撮影し、PTGuiの強力なstitch機能でパノラマ写真が作れるが、気軽さではWX1に負ける。 スイングするだけでstitchもカメラ内で完結してしまうWX1はすごいと思う。
一階ロビー |
| Canon PowerShot S90 |
Sony Cyber-shot DSC-WX1 |
DPPで編集・調整する前の写真
AV 28mm 1/80 f5.0 AEB-2/3EV ISO80 WB(AUTO) |

PE 24mm 1/500 f2.4 ISO160 WB(AUTO) |
DPPで編集/調整後

DPP:ps(std) shp(9) nr(色=4,輝度=0),周辺光量,歪曲,色収差,色にじみ |
| 一段目写真の右上端をピクセル等倍切抜き |
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S90の等倍切抜き画像(三段目)を見ると、明暗の境界にパープル・フリンジが出ているが、DPPの色収差、色にじみ補正で除去できた。 WX1の画像では、色収差は見られないが、レンズ性能が良くて色収差に無縁なのか、S90のようにカメラ内の画像処理で補正したのかはわからない。
低感度におけるノイズ |
| Canon PowerShot S90 |
Sony Cyber-shot DSC-WX1 |
DPPで編集・調整する前の写真
AV 28mm 1/40 f2.8 ISO80 WB(AUTO) |

PE 24mm 1/160 f2.4 -0.7EV ISO160 WB(AUTO) |
DPPで編集/調整後

DPP:br(-0.33) ps(srd) shp(7) nr(色=4,輝度=0) |
| 一段目写真の右上2階部分の200%拡大切り抜き |
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S90のDPP編集・調整前の写真とWX1の写真で暗部のノイズを比較した。 S90のRAWをDPPでオープンした時、既定でノイズ除去(色ノイズ:4、輝度ノイズ:0)をおこなうので、そのまま適用した。 SS90がISO80、WX1がISO160といずれも最低感度での撮影だが、WX1のノイズが目立つ。 S90のDPPと同程度のノイズ除去をカメラ内でおこなっていると思われるが、それにしてもS90との差は顕著だ。 ひょとしたら、解像度が低下するのを恐れてノイズ除去をしていないのだろうか?
S90は、DPPで明るさを-0.33、シャープネスを7、ノイズ除去は既定値のままで現像した(2段目写真)。
2階こどもとしょしつ |
| Canon PowerShot S90 |
Sony Cyber-shot DSC-WX1 |
DPPで編集・調整する前の写真
PE 28mm 1/15 f2.0 AEB-2/3EV ISO80 WB(AUTO) |

PE 24mm 1/25 f2.4 -0.7EV ISO160 WB(AUTO)
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DPPで編集/調整後

DPP:WB(白色蛍光灯 br(-0.17) ps(srd) shd(-1) shp(7) nr(色=4,輝度=0)
周辺光量,歪曲,色収差,色にじみ |
| 一段目写真の左側子供図書室入口のピクセル等倍切り抜き |
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ここでも、S90のパープル・フリンジが目についた。 これだけ頻繁に出るのだから、JPG画像についてもカメラ内で補正していると思う。
S90はDPPで、ホワイト・バランスを”白色蛍光灯”に変更、明るさ-0.17、シャドウ-1、シャープネス7、周辺光量、歪曲、色収差、色にじみのすべてを有効にした。
S90高感度ISO3200の写真
トリを飾るのは、S90のJPG、ISO3200で撮影した写真だ。
PE 28mm 1/250 f4.0 ISO3200 WB(AUTO)
フツウなら、こんな感度で撮らないが、直前にお気楽がメニューを触っていたら、知らぬ間に設定が変わっていて、それに気づかず撮影した。 たまには、無意味なISO3200もいいんじゃないの? |
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