お気楽バーダー2カメラ思いつくままCanon PowerShot S90 買いました
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PowerShot S90
VS
Cyber-shot DSC-WX1
i-コントラストとDレンジオプティマイザー

 写真を適正な明るさにする機能が、名前は違うけれど、S90、WX1のどちらにも備わっている。

  機能名 機能(各サイトから引用) 切替
S90 i-コントラスト 暗部補正とダイナミックレンジの拡大縮小が連携し、これまで以上に幅広い階調表現が可能な「i-コントラスト」。明暗差の大きいシーンも白とび・黒つぶれを抑えた自然な明るさに補正します。
自動
WX1 Dレンジオプティマイザー(DRO) 逆光など明暗差が大きなシーンで起こる被写体の黒つぶれや、白とびを防ぐ「Dレンジオプティマイザー」。撮影した画像データを瞬時に分析し、シーンに最適 な露出と階調表現に自動補正。見たままの自然な写真を撮影できます。さらに、画像全体を均一に補正する「スタンダードモード」に加え、画像を細かな領域ご とに分けて、より高精度な補正ができる「プラスモード」も追加され、逆光時での黒つぶれや白とびを大幅に軽減できます。

補正しない(OFF)
スタンダード(STD)
プラス(Plus)

神社

広角端(S90は28mm、WX1は24mm)、ホワイト・バランスはAUTO。 このような風景をS90やWX1で撮ると、露出オーバー気味になる場合が多いので、Pモードでは-2/3EV露出補正した。

S90の写真は上段から、AUTOモード、Pモード(i-コントラスト切)、Pモード(i-コントラスト自動)

モード i-コン AV TV EV ISO
1 AUTO   f5.0 1/500 0 160
2 P f4.0 1/400 -2/3EV 80
3 P 自動 f4.0 1/400 -2/3EV 80

WX1は、AUTOモード、Pモード(DROオフ)、Pモード(DRO スタンダード)、Pモード(DRO プラス)

モード DRO AV TV EV ISO
1 AUTO   f7.1 1/125 0 160
2 P OFF f7.1 1/200 -0.7EV 160
3 P スタンダード f7.1 1/200 -0.7EV 160
4 P プラス f7.1 1/200 -0.7EV 160

一段目のAUTOモードのみ写真全体を掲載。 切り抜きは、内側が暗い部分、外側が明るい部分。

マウス・カーソルを切り抜き画像の上に乗せると、DPP(Digital Photo Professional)のハイライト/シャドウ警告を表示する。 RBG値240以上は赤、10以下は青になる。

  PowerShot S90 i-コントラスト Cyber-shot DSC-WX1 Dレンジオプティマイザー(DRO)
AUTO



OFF
ON
輝度ヒストグラム
PowerShot S90 Cyber-shot DSC-WX1
AUTOモード Pモード AUTOモード Pモード
  自動     オフ スタンダード プラス
 

  • S90のi-コントラストは、暗部が明るく補正されたのが一目で判るが、画像全体が明るい方にシフトしているので、-2/3EV補正にもかかわらず、AUTOモード時より白飛び部分は増えている。
  • WX1のDROによる暗部補正はS90ほど顕著ではないが、白飛び部分は、S90とは逆に、若干減少している。 スタンダードとプラスの差はないようだ。
  • S90では、i-コントラストが自動のほうがコントラストが高まるが、WX1ではDROのオン/オフによるコントラストの変化は見られない。
  • AUTOモードの画質は、明らかにWX1よりS90の方が優れている。

道路標識

お気楽の設定ミスで、WX1のAUTOモードの露出補正をを0EVとするべきところを、-0.7EVにした(写真としては間違っていないと思うが)。

S90撮影データ
モード i-コン AV TV EV ISO
1 AUTO   f4.5 1/500 0 160
2 P f4.0 1/500 -2/3EV 80
3 P 自動 f4.0 1/500 -2/3EV 80

WX1撮影データ
モード DRO AV TV EV ISO
1 AUTO   f7.1 1/320 -0.7EV 160
2 P OFF f7.1 1/320 -0.7EV 160
3 P スタンダード f7.1 1/400 -0.7EV 160
4 P プラス f7.1 1/320 -0.7EV 160

マウス・カーソルを切り抜き画像の上に乗せると、DPPのハイライト/シャドウ警告を表示する。 RBG値240以上は赤、10以下は青になる。

  PowerShot S90 i-コントラスト Cyber-shot DSC-WX1 Dレンジオプティマイザー(DRO)
AUTO



OFF
ON
輝度ヒストグラム
PowerShot S90 Cyber-shot DSC-WX1
AUTOモード Pモード AUTOモード Pモード
  自動     オフ スタンダード プラス
 
  • 上に掲載した神社とほぼ同じ結果だった。
  • S90のi-コントラストは、暗部を明るくするが、白飛び箇所も拡大する。
  • WX1は、この程度の暗部なら補正不必要と判断した結果なのか、DROオフ/オンで大きな違いは見られない。 高輝度部分の白飛びは少なくなる。
  • WX1のDROを”スタンダード”に設定した時のみシャッター速度が若干速くなった。 それが影響しているかどうかはわからないが、白飛び部分は”プラス”より少ない。

テラスの鉢植え

テーブルに置いた逆光気味の鉢植えを撮影。 広角端、ホワイト・バランスはAUTO。

S90の写真は上段から、Pモード(i-コントラスト切)、Pモード(i-コントラスト自動)

モード i-コン AV TV EV ISO
1 P f4.0 1/80 0EV 80
2 P 自動 f4.0 1/80 0EV 80

WX1は、Pモード(DROオフ)、Pモード(DRO スタンダード)、Pモード(DRO プラス)

モード DRO AV TV EV ISO
2 P OFF f2.4 1/320 0EV 160
3 P スタンダード f2.4 1/400 0EV 160
4 P プラス f2.4 1/320 0EV 160

マウス・カーソルを切り抜き画像の上に乗せると、DPPのハイライト/シャドウ警告を表示する。 RBG値240以上は赤、10以下は青になる。

  PowerShot S90 i-コントラスト Cyber-shot DSC-WX1 Dレンジオプティマイザー(DRO)
OFF



ON
輝度ヒストグラム
PowerShot S90 Cyber-shot DSC-WX1
Pモード Pモード
  自動 オフ スタンダード プラス
 
  • 緑の葉はシャドウ警告の青色で覆われ、S90のi-コントラスト、WX1のDROを有効にしても、その青色の面積は減らない。 それでも、注意深く眺めると、陰で黒潰れしていない葉が明るくなっているのがわかる。 WX1では”スタンダード”よりも”プラス”方がよく補正されている。
  • 緑の葉が明るくなったのに合わせて、補正が不必要な赤い葉の部分も明るくなっている。 i-コントラストの方が明るく、DROは”プラス”の方が明るい。
  • 前項の”道路標識”同様、WX1のDROで、”スタンダード”のシャッター速度が他より速くなっている。

まとめ

S90のi-コントラストは効き過ぎている。 暗部を明るく補正した結果、コントラストの低下を防ぐために、明るい部分までも、いっそう明るくせざる得なかったのか、白飛びの範囲が拡大している。 過ぎたるは及ばざるが如しだ。 以前、こちらで述べたように人物が主で、景色が従の場面では使えるが、風景写真には不向きだと思う。

S90のPモードで i-コントラストを自動に設定するくらいなら、AUTOモードの方がいい。 暗部も明るく、白飛びも少ない写真が撮れる。 ただし、AUTOモードでも暗い部分を明るくする傾向があるので、場面によっては、露出オーバーの危険が残る。

WX1のDROは効きが控え目なので、常時オンによる弊害は少ないと考えられる。 

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