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PowerShot S90
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AEB 0EV |
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AEB -2/3EV |
AEB +2/3EV |
| 28mm f4.0 1/30~1/13 ISO400 DPP:wb:撮影時 ps:スタンダード shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:無効 |
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2/3EV幅で3枚撮れば、当らずも遠からずで、更に現像時にDPP(Digital Photo Professional)で明るさを微調整することにした。 山勘露出補正が外れると、DPPで大幅調整だワ。
撮影モード
PowerShot S90の夜景撮影に使えるモードは、シーン(SCN)の夜景とロー・ライト。 もちろん、非オートのAV、TV、PのモードでもOK。
シーンモードの”夜景” ストロボ非発光
28mm f2.0 1 ISO80
撮影時には気付かなかったが、驚いたことに、ISO 80でシャッター速度は1秒! チョイぶれで収まっている、さすが一脚効果絶大。
シーン・モード”夜景”に関し、マニュアルには、
と書いてあった。 実は、PowerShot S90のシーンには、もうひとつ”ナイト・スナップ”がある。 こちらは、三脚がなくても撮れるとマニュアルに書かれている。
実際どれほど違うのか、確かめた。
| 顔認識 | ストロボ | ISO | AV | TV | |
| 夜景 | あり | 発光 | 80 | 2.0 | 0.5 |
| 非発光 | 80 | 2.0 | 0.6 | ||
| なし | 発光 | 80 | 2.0 | 0.3 | |
| 非発光 | 80 | 2.0 | 0.3 | ||
| ナイト・スナップ | あり | 発光 | 320 | 2.0 | 1/13 |
| 非発光 | 1000 | 2.0 | 1/20 | ||
| なし | 発光 | 500 | 2.0 | 1/20 | |
| 非発光 | 800 | 2.0 | 1/25 |
”夜景”は、シャッター速度が一定値より低くならない限りISO80を保持する(*)が、”ナイト・スナップ”はストロボ、顔認識の有無でISO感度は異なる。 どちらも、顔認識の方がシャッター速度が遅くなり、その分明るく撮れるようだ。 なお、この表を見る限り、ナイト・スナップで、ストロボを発光させると、シャッター速度が遅くなりブレやすくなるが、ISO感度は下がる。
(*)”夜景”のISO感度は、シャッター速度が0.25秒でISO320、0.1秒になればISO500になった。
ロー・ライト・モード
28mm f2.0 1/60 ISO3200
ロー・ライト・モードで撮影しようとしても、ピントが合わない。 カメラを左右に動かしても、AF枠が緑に変わらない。 この時点では原因がわからなかった。
RAW AVモード オートWB(ホワイト・バランス)
28mm f4.0 1/4 -1EV AEB-2/3EV ISO400
DPP:wb:撮影時 ps:スタンダード shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:無効
ISO感度は400、露出補正は-1EV。 AEBで撮った3枚の中で-2/3EVがよかった。 合計-5/3EVの補正をしたことになる。 DPPでの明るさ調整は必要なかった。
円通院入口
シーンモードの”夜景” ストロボ非発光
28mm f2.0 0.6 ISO80
ロー・ライト・モード
28mm f2.0 1/60 ISO3200
この写真を撮る直前に、ロー・ライト・モードでピントが合わなかった理由が判った。 実はAF補助光をオフにしていたのだ。 撮影メニューでAF補助光を有効にすると、ピントが合うようになった。
シーン”夜景”もロー・ライト・モードも同じ色合いだ。 実際よりかなり明るく撮れる。
RAW AVモード オートWB
28mm f4.0 1/30~1/6 -1EV ISO400
DPP:wb:撮影時 ps:スタンダード shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:無効
カメラの露出補正は-1EV。 ひとつ前の写真より光源が多いのでAEB3枚の中から0EV(AEB補正なし)を選んだ。
カメラ内のホワイト・バランスはAUTO、DPPでは”撮影時”だが、温か味があって素敵だと思う。 DPPで”白熱電球”にすると、少しクールな色合いになる。
ハイ・ダイナミック・レンジ(HDR)合成
夜景は、当たり前の話だが暗い。 でも写真に撮るのだからまったくの闇ではなく、どこかに光源がある。 それが写ると、光源の周囲だけは極度に明るくなる。 夜景のダイナミック・レンジは広く、すべての色をデジカメで再現するのは不可能らしい。
次の写真は、カメラの露出補正を-1EVにしてAEBで3枚撮影。
AEB -2/3EV |
AEB +2/3EV |
| 28mm f4.0 1/6~0.4 ISO400 DPP:wb:撮影時 ps:スタンダード shp:5 nd:輝=3 色=6 lens:無効 |
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左のAEB -2/3EVは、門が暗すぎるが、提燈に書かれた文字は読める。 右のAEB +2/3EVは、門の明るさは好ましいが、提燈は白飛びして文字が消えているし、左端の入場料案内板も光が反射している。
露出が異なる複数の写真からダイナミック・レンジが拡大した一枚の写真に仕上げる技法をハイ・ダイナミック・レンジ合成(HDR)(Wikipedia)と呼ぶ。
お気楽が最近購入したパノラマ写真作成ソフト、PTGuiの上級バージョンPTGui ProはHDR合成機能を持っている。
早速、試用版をダウンロードして試してみた。 かなり細かい設定が可能であるが、お気楽にはさっぱり理解できないのですべて既定(ディフォルト)値を適用した。
お試し版なので、画像に透かし文字が入るが、2枚の元画像から合成したとは思えない仕上がりだ。
写真の合成なら、Photoshopでも可能なわけで、AEB -2/3EVの写真から、提燈の文字と左端の入場料案内板をAEB +2/3の写真に重ねた。
PTGui ProのHDR合成と異なり、+2/3EVの明るさをそのままにして、部分的に重ねた為、不自然さは残るが、縮小してブログに掲載する程度なら問題ないと思う。
お気楽のPhotoshopは6、2000年11月の販売開始時に5.5からバージョンアップしたので、今年(2009)で丸9年使ったことになる。 最新版に備わっている多機能なプラグインはないが、基本機能は変わらないはず。 お気楽程度のスキルで写真の合成をするなら、Photoshop6で充分だ。
次の写真はシーン・モードの夜景でストロボを発光させた。
シーン・モード 夜景 ストロボ発光
28mm f2.0 1/10 ISO500
全体に明るくなっているが、提燈の文字も読み取れるので、露出オーバーではない。 ただ、夜景撮影に行って、この写真はないと思うのだが。
華やかなライトアップ
午後5時30分、開門。 石庭に沿って参道は奥へと続く。 華やかにライトアップされた紅葉で、気分も高揚する。
ライトアップの核はこのもみじだ。
RAW AVモード オートWB
28mm f4.0 1/13 -1EV ISO400
DPP:bri:0.33 wb:撮影時 ps:紅葉 shd:-1 shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:無効
明るく照らされたもみじをフレームいっぱいに入れると、夜景と言えどもシャッター速度は1/13まであがる。 -1EV露出補正で撮影し、AEB3枚の中から0EVを選択。 DPPで+1/3EVの明るさ調整をした。 結果的に-2/3EVに収まった。 ピントもずれていない。 PowerShot S90の夜景撮りもなかなかの物だ
参道両側のライトアップを一枚の写真に収めるには、28mm広角ではシンドイ。 重いのを承知で持ってきたEOS 40DとEFS 10-22mm F3.5-4.5が俄然輝いてくる。
EOS 40D、EFS 10-22mm F3.5-4.5 RAW AVモード オートWB
10mm f3.5 1/13 ISO800
DPP:bri:0.33 wb:白熱電球 ps:紅葉 cont:-1 hi:-2 shd:-1 shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:周辺光量
EOS 40D、EFS 10-22mm F3.5-4.5 RAW AVモード オートWB

10mm f5.0 1/6 -2/3EV AEB+2/3EV ISO800
DPP:bri:0.33 wb:白熱電球 ps:紅葉 cont:-2 hi:-2 shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:周辺光量 歪曲
Photoshopで傾きを補正。
35mm換算16mmの広角は、このように狭くて撮影距離がとれない場所では役に立つ。
同じ場所から、PowerShot S90で撮影。
PowerShot S90 RAW AVモード オートWB
28mm f4.0 0.4 AEB+2/3EV ISO400
DPP:wb:撮影時 ps:紅葉 cont:-1 hi:-2 shd:1 shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:無効
Photoshopで傾きを補正。
両者を比べると、EFS 10-22mm F3.5-4.5の画角の広さが判る。
どちらも同じような色合いに見えるが、DPP現像時に、EOS 40Dは、”白熱電球”に変更、PowerShot S90は”撮影時設定”(撮影時はオートWB)のままだ。
| PowerShot S90 | EOS 40D | |
| 撮影時設定 | ![]() |
![]() |
| 白熱電球 | ![]() |
![]() |
DPPホワイト・バランスの”撮影時設定”で比べると、EOS 40Dは電球色を残すが、PowerShot S90は電球色が消えている。 DPPで”白熱電球”に変更すると、EOS 40Dの電球色は補正されるが、PowerShot S90では、補正が強くかかり過ぎてクールな色合いになる。
振り返って、入場した門の方向を撮影。
PowerShot S90 RAW AVモード オートWB
28mm f4.0 0.3 ISO400
DPP:bri:0.33 wb:撮影時 ps:紅葉 cont:-1 hi:-2 shd:1 shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:無効
カメラ露出補正0EVで撮影、AEB3枚から0EVを選択。 DPPの明るさ調整は、+0.33。
ライトの光量が充分で黒い闇夜の部分が少ないし、撮影距離も短かったので、露出補正なしでも明る過ぎることはなかった。 逆に、石畳の小道が見えるようにDPPで明るさ調整をした結果、1/3ほどプラス補正したことになる。
”イルミネーションを撮る時は、できるだけ絞るべき”と聞いていたので、半段~2段ほど絞ったが、ブレが怖いのでこれ以上絞るのは無理。
石庭を回り込んで撮影
PowerShot S90 RAW AVモード オートWB
28mm f4.0 1/5 -1EV ISO400
DPP:bri:0.33 wb:撮影時 ps:紅葉 shd:1 shp:6 ns:輝=3 色=6 lens:無効
EOS 40D、EFS 10-22mm F3.5-4.5 RAW AVモード オートWB
10mm f3.5 1/13 ISO800
DPP:bri:0.33 wb:白熱電球 ps:紅葉 cont:-1 hi:-1 shd:-1 shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:周辺光量 歪曲
10(16)mmの広角では、灯篭やもみじが奥に引き下がり、手前が空っぽになった。 石庭左端のもみじがフレーム内に入ったが、中央にぽっかり穴が開いたようだ。
DPPのホワイト・バランスは、やはりEOS 40Dが白熱電球、PowerShot S90は撮影時設定である。
お堂に続く小道
きらびやかなライトアップはここまで。 ここから始まるお堂までの小道は、ロウソク代りの小さなライトが道の両側を照らすだけ。
PowerShot S90 RAW AVモード オートWB
28mm f4.0 0.5 AEB-2/3EV ISO400
DPP:wb:撮影時 ps:スタンダード ns:輝=3 色=6 lens:無効
EOS 40D、EFS 10-22mm F3.5-4.5 RAW AVモード オートWB
10mm f5.0 1/8 -2/3EV ISO800
DPP:bri:0.50 wb:白熱電球 ps:紅葉 cont:-2 hi:-2 shd:1 shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:無効
双方ともカメラの露出補正は-2/3EV、AEB3枚からAEB 0EVを選択。 ホワイト・バランスはEOS 40Dが”白熱電球”、PowerShot S90は”撮影時設定”。
お気楽の記憶では、確かに、両脇の灯りは白っぽかった。 だから、PowerShot S90のオートWBは間違っていないと思うが、なんだか幽霊が出そうな冷たさを感じる。
だから、こんな写真が撮れるのかな。
PowerShot S90 RAW AVモード オートWB
28mm f4.0 1 AEB+2/3EV ISO400
DPP:bri:-0.67 wb:撮影時 ps:スタンダード hi:1 shd:-1 shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:無効
アニメみたい
薄明かりしかない寂しげな小道の終点は、上り階段、それを上りきると、
PowerShot S90 RAW AVモード オートWB
60mm f4.0 0.4 -2/3EV ISO400
DPP:wb:太陽光 ps:スタンダード hi:-2 cDpth:-2 shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:無効
お堂が見えてきた。 裏の竹薮は緑色に輝いている。 これは...アニメの世界だ。 DPPのホワイト・バランスを”太陽光”に変更。
アニメの世界はまだ続く。 お堂を過ぎると、竹林に入る。 そこで見たのは、
PowerShot S90 RAW AVモード オートWB
28mm f4.0 0.8 -1EV ISO400
DPP:wb:太陽光 ps:紅葉 shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:無効
PowerShot S90 RAW AVモード オートWB
28mm f4.0 0.8 -4/3EV ISO400
DPP:wb:撮影時 ps:スタンダード cont:1 shd:1 shp:5 ns:輝=3 色=6 lens:無効
スレスレでパチンコ屋のディスプレイに見えないネオン・チューブ製の流水だ。 苔を表現した(と思われる)緑色のネオン管は、白飛びして色が抜けた。 1枚目は-1EV、2枚目は -4/3EVの露出補正で、どちらもAEB 0EVを選択した。
ライブ演奏
どこからともなく笛の音色が聞こえてきた。 スピーカーから出ていると思っていたのだが、
PowerShot S90 ロー・ライト・モード
28mm f2.0 1/25 ISO3200
違った。 暗闇のライブだ。 後日、門を撮った写真に案内が貼られているのに気がついた。 演奏は高橋 竹仙さん、古代笛演奏家とのこと。 ホームページ(開くと同時に笛の演奏が始まります)やブログを開設されている。
そんな方だとつゆ知らず、
シーン・モード 夜景 ストロボ発光
28mm f2.0 1/5 ISO400
演奏中に、ストロボを発光させてしまったお気楽をお許しください。
クライマックス
竹林を下り本堂の前に戻ってきた。 本堂の前に池がある。 昼間に見ると、どこにでもある平凡な池だ。
ところが、池を覗いてビックリした。
PowerShot S90 RAW AVモード オートWB
28mm f4.0 0.8 -4/3EV ISO400
DPP:bri:0.17 wb:2900K ps:スタンダード cont:-2 shd:1 shp:4 ns:輝=3 色=6 lens:歪曲
思わず声が出た、”ウォ~オ”。 お気楽だけじゃない、周りの人すべてが驚いている。 それほど、神秘に包まれた深い世界が目に飛び込んできた。
レンズを通して入力された映像をデジタル信号に変換して表示するモニタを見ると、水面に紅葉を写した池にしか見えない。 目で感じる池の奥深さや神秘が消失している。 どうにも撮り難いので、EOS 40Dを取り出しファインダーを覗いてホットした。 PowerShot S90のモニタは液晶としては、とても見やすく発色も優れているが、現実の世界をそのまま見せるファインダーには敵わない。 深いすり鉢の淵に沿って、底に沈んでいく木立の影がファインダーには写っていた。
残念なのは、ファインダーで捉えることができても、メディアに記録する段階でデジタル信号に換わるので、PowerShot S90同様、水面に写った2次元の木立しか写っていなかった。
AEB -2/3EV Tv1/8 |
AEB +2/3EV Tv0.3 |
| 10mm f3.5 1/8~0.3 ISO800 DPP:wb:白熱電球 ps:紅葉 cont:-2 hi:-2 shd:2 shp:5 nd:輝=3 色=6 lens:無効 |
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気に入らないなら、ゴミ箱に捨てるのはプロか子供の仕業。 どうせ現実を写していないのならと、お気楽は現実逃避で 水面の影を鮮明にした。
Photoshop6を使って、写真の上半分をAEB -2/3EV、下半分はAEB +2/3EVで合成した。
次も同様に、
AEB -2/3EV Tv1/8 |
AEB +2/3EV Tv0.3 |
| 10mm f3.5 1/8~0.3 ISO800 DPP:wb:白熱電球 ps:紅葉 cont:-2 hi:-2 shd:2 shp:5 nd:輝=3 色=6 lens:無効 |
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これで、池岸の紅葉は-2/3EV、水面に写った影は+2/3EVになった。
か細く消え去るような神秘の光に包まれていた木立の影を、クリスマスのデコレーションに変えてしまったのである。
帰り道
帰路、最初に撮影した紅葉は一段と明るくライトアップされていた。
PowerShot S90 RAW AVモード オートWB Photoshopで合成

28mm f4.0 1/5~0.3 ISO400
DPP:bri:0.33 wb:撮影時 ps:紅葉 cont:-1 hi:-2 shd:1 shp:5 nd:輝=3 色=6 lens:無効
ベースは+2/3EVの写真、立て看板の中味だけ-2/3EVの写真から移植した。
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