Nikon COOLPIX 950
2010/01/08

1999年3月25日発売開始、それを告知するニコンのニュース・レターによると、
(引用開始)
株式会社ニコンは、新開発の 3 倍ズーム ニッコールレンズと 1/2 型 CCD(総画素211万画素)を搭載した記録画素数 1,600×1,200 ピクセルのデジタルカメラ:
ニコン デジタルカメラ「COOLPIX(クールピクス) 950」(希望小売価格 125,000 円(消費税別))
を開発、平成11(1999)年3月25日に発売いたします。
あわせて、パソコン接続キット「PK-SC2」(希望小売価格 9,800 円(消費税別))も、同じく3月25日に発売いたします。
デジタルカメラの市場は、1995(平成7)年以降急速に拡大し、昨平成10(1998)年はメガピクセル(総画素数 10 0万画素超)CCD 時代を迎え、今年は、さらなる発展が予想できます。
ニコンでは、「総合画質性能」の追究を基本コンセプトとした「COOLPIX 900」シリーズを昨1998(平成10)年より発売し、"銀塩写真に迫る" 高画質を市場にご評価いただき、JCIIの1998年の「歴史的カメラ」に選定されるなど好評をもって迎えられました。
今回発売する「ニコン デジタルカメラ COOLPIX 950」は、記録画素数 1,600×1,200 ピクセル。銀塩カメラで培ったニコン独自のカメラテクノロジーをも駆使し、1/2 型 CCD(総画素数 211 万画素)に最適設計した新開発の 3 倍ズームニッコールレンズ搭載、高速・高精度オートフォーカス機構の採用など、CCD の画素数だけに頼らないカメラとしての「総合画質性能」をさらに徹底追究しています。また、各動作スピードの向上、ボディの小型化など、機能性・操作性・ 携帯性にも充分配慮しております。
「COOLPIX 950」は、パーソナルユーザーはもとより、プロフェッショナルユーザーの高度な要求にも応える、「総合画質性能」を追究した高画質・高機能なデジタルカメラです。
(引用終了)
文中、”平成10(1998)年はメガピクセル(総画素数 10 0万画素超)CCD 時代を迎え...."と書かれている。 現在、コンデジでも1400万画素だから10年間で14倍になった。 ムーアの法則(Wikipedia)では、半導体の集積密度は18-24ヶ月で倍になるので、それを超えているわけだ。
巷では、裏面照射型CMOSが話題になっているが、当時は、原色フィルタなのか、補色フィルタかで喧々諤々だった。 お気楽のうる覚えでは、ニコン、オリンパスが補色フィルタで、キヤノン、ソニーが原色フィルタだったと思うが、間違っているかも知れない。
特徴あるスイバル(swivel)構造のボディを持つCOOLPIX 950、別称E950の操作系は、
(Nikon COOLPIX 950 使用説明書から抜粋)


液晶モニターとは別に、本体上部に表示パネルを持ち、露出補正ボタンなど独立したボタンを配置し、コマンド・ダイヤルさえ装備している、これはニコンのデジ一眼の原点だ。 カッコ良さだけで使い難いし役に立たないS90の二つのホイールなんて、恥ずかしくて、比較の対象にもならない。
COOLPIX 950ほど製造コストがかかるコンデジは、この低価格競争下では、二度と発売されることはないだろう。
仕様
(ニコン・ニュースレターから抜粋)
| 型式 |
ニコンデジタルカメラ E950 |
<参考>
ニコンデジタルカメラ E700 |
| 記録画素数 |
1,600×1,200 (Full 画素)、 |
| 1,024×768 (XGA)、 |
- |
| 640×480 (VGA) |
| 撮像素子 |
1/2 型 CCD(総画素数 211 万画素) |
| レンズ |
3 倍ズームニッコールレンズ、
f=7~21mm
(35mm判換算 38~115mm相当)
F2.6~4 |
ニッコールレンズ、
f=6.5mm
(35mm判換算 35mm相当)
F2.6 |
| 電子ズーム |
1.25 倍、1.6 倍、2 倍、2.5 倍 |
| フォーカスモード |
1.)コンティニュアスAFモード,
2.)シングルAFモード, |
シングルAFモード
(マクロ時にはコンティニュアスAF)、 |
遠景モード、マクロモード、
マニュアルフォーカス(10ステップ)可能 |
撮影距離
(マクロ) |
レンズ前枠から30 cm~∞、 |
| (レンズ前枠から 2 cm~∞) |
(レンズ前枠から 9 cm~∞) |
| 光学ファインダー |
実像式ズームファインダー, |
実像式ファインダー, |
| 視野率約85%, |
| 倍率 0.44~1.2, |
倍率 0.45, |
| 視度補正機構(-2.0~+1.0 m-1), |
- |
| LED表示 |
| 液晶モニタ |
2 型低温ポリシリコンTFT液晶,
130,000 画素, |
1.8 型TFT液晶,
112,000画素 |
| 視野率約 97 %, バックライト輝度調節機能 3 段階 |
記録画像
ファイル形式 |
JPEG準拠(Design rule for Camera File system準拠)、
非圧縮(TIFF-RGB) |
画質モード
(圧縮率) |
HI(非圧縮)/ FINE(約1/4)/ NORMAL(約1/8) / BASIC(約1/16) |
撮影可能コマ数
(フルサイズ) |
8MB CFカード使用時に:
HI 1 コマ / FINE 約 8 コマ / NORMAL 約16コマ / BASIC 約32コマ |
| 記録媒体 |
コンパクトフラッシュTMカード |
| 撮影モード |
1.)フルオートモード(A-REC)、
2.)カスタムモード(M-REC:撮影メニューにより、
ホワイトバランス、測光モード、露出補正、階調補正、
モノクロモード等の設定が可能) |
カスタム
セッティング |
カスタムモード(M-REC)のメニュー設定の組み合わせを
3 種類まで記憶可能 |
| 撮影機能 |
1 コマ撮影、連写、高速連写、
16分割マルチ連写(約 2 コマ / 秒)、
ベストショットセレクタ(BSS)、モノクロモード、 |
| XGA モード、 |
- |
| VGA モード、電子ズーム撮影モード、セルフタイマー |
| 測光方式 |
1.)マルチ測光(256分割)、2.)中央部重点測光、3.)スポット測光 |
| シャッター |
メカニカルシャッターとCCD電子シャッター併用(8~1/750秒) |
| 絞り |
電磁駆動による絞り開口選択方式 |
| 露出制御 |
1.)プログラムオート、 |
| 2.)絞り優先オート、 |
- |
| 3.)シャッター優先オート |
- |
| 露出補正可能(-2~+2EV、1/3ステップ) |
露出連動範囲
(ISO100 換算) |
EV -2~15.5 (W), EV-0.8~16.7 (T) |
EV -2~15.5 |
| 撮像感度 |
ISO換算 約 80 相当、感度切り換え可能 |
| ホワイトバランス |
オートホワイトバランス(AWB)、
マニュアル設定(5 種類)可能、
プリセットホワイトバランス可能 |
| セルフタイマー |
3、10秒 |
| スピードライト |
G. No.:9 (ISO 100・m) |
G. No.:7(ISO 100・m) |
調光方式:自動調光制御
発光モード:1.)自動発光、2.)発光禁止、3.)強制発光、
4.)スローシンクロ、5.)赤目軽減自動発光(スピードライト
発光前に約 0.8 秒間ランププリ照射) |
| 増灯ターミナル |
増灯ブラケット SK-E900 を
介してニコンAF一眼レフ用
スピードライト使用可能
(SB-28DX,28,(26),(25),(24),
22s,(22)で自動増灯撮影可能、
増灯アダプタ AS-10、
増灯コード SC-18,19 の使用で
5 灯まで増灯可能) |
- |
| 再生機能 |
1 コマ再生、 |
| 9分割サムネイル再生, |
4/9分割サムネイル再生, |
オートプレイ(スライドショー)、
再生画拡大表示機能(2 倍 / 3倍) |
| 消去機能 |
クイックデリート、
全コマ消去、指定コマ消去、フォルダ消去、
カードフォーマット |
| インターフェース |
シリアルインターフェース、ビデオ出力(NTSC) |
| 入出力端子 |
外部電源入力、ビデオ出力、シリアル端子、 |
| 増灯ターミナル |
- |
| 電源 |
1.5V LR6単3形アルカリ乾電池×4 本、
1.5V FR6単3形リチウム電池×4 本、
1.2V 単3形ニカド電池×4 本、
1.2V 単3形ニッケル水素電池×4 本、
外部電源(6.5V、2.5A) |
| 連続撮影時間(約) |
60分(液晶モニタ使用時) |
80分(液晶モニタ使用時) |
寸法(W×H×D)・
質量(約)(電池別) |
143×76.5×36.5mm ; 350g |
114×67×38.5mm ; 270g |
| 付属品 |
ソフトケース、
ネックストラップ、
レンズキャップ、 |
ソフトケース、
リストストラップ、
レンズキャップ、 |
コンパクトフラッシュカード(8MB)、
ビデオケーブル、
1.5V LR6 単3形アルカリ乾電池4本、使用説明書 |
200万画素で、シャッターを押す度、モニターに砂時計が表示されるデジカメなんて、今ではウソみたいだけど、当時の評価は凄かった。 辛口のDigital Photography Review(dpreview.com)でさえ

こんなに高い評価、最近はみたことないゾ。 お気楽も、その頃、DPレビューのサンプルをうっとり眺めていた一人だ。
お寺で撮影
戸外で撮影を始めて驚いた。 十数枚撮るだけで、単三アルカリ電池4本が空になった。 想像を絶する電力食いだ。 エネループに交換して、多少はマシになったが。
広角端

P 38mm f7.4 1/189 ISO80 WB(AUTO)
望遠端
P 115mm f11.4 1/70 +0.3EV ISO80 WB(AUTO)
広角端38㎜~望遠端115㎜のズーム。 液晶モニタは小さく(2型)、暗いので戸外ではほとんど役に立たない。 おかげで相輪の先がフレーム外に飛び出した。
FC-E8 フィッシュアイ・コンバータ
FC-E8装着 カメラ設定:フィッシュアイ1

P 38mm f7.4 1/138 +0.3EV ISO80 WB(AUTO)
FC-E8装着 カメラ設定:フィッシュアイ2

P 72mm f9.4 1/140 ISO80 WB(AUTO)
フィッシュアイ1に設定すると、広角端38㎜に固定され、フォーカスも無限遠になる。 コンバータ2では、72㎜固定になり、歪曲するが超広角レンズになる。
マクロ撮影
広角端

Av 38mm f2.6 1/61 +0.3EV ISO80 WB(AUTO)
望遠端

Av 115mm f4 1/21 +0.3EV ISO80 WB(AUTO)
ズームのミドル・ポジション(最短撮影距離2㎝)

Av 79mm f3.5 1/25 +0.3EV ISO80 WB(AUTO)
マクロに設定し、ズームレーバーを操作すると、モニタのマクロ・マークが黄色に変るポジションがある。 このズーム位置で最短撮影距離2㎝のマクロが可能。
FC-E8 フィッシュアイ2

Av 72mm f9.4 1/8 +0.3EV ISO80 WB(AUTO)
FC-E8を付けても、ここまで寄れる。 |