PowerShot S90
県道55号で定義まで
前編
2009/10/28
2009/11/05
2009/11/07
10月28日、PowerShot S90で紅葉を撮りたいと思い、カミさんに”定義に行かない?”と言ったら、三角あげをご馳走してくれるのなら一緒に行くとの返事で即出発。 途中、目的地までのルートのことでカミさんと意見の相違。 お気楽が独断で決めたのは、県道55号(ルート66もそうだけど、ゾロ目の道路には話題性が多いみたい)。 市街地から10分ほど走ったところにこんな道があったのか! PowerShot S90の動画テストにもってこいだ。 11月5日に再び、県道55号を車載PowerShot S90で撮影決行。 翌日(11月6日)、Google Mapsを眺めていると、28日に通った大倉ダムの底に行けるルートを発見。 ”ダムを底から見上げる写真もいいねぇ~”という事で11月7日三度、定義方面に出かけた。 今回は延べ三日間の撮影で写真枚数も多く、前・後編になった次第、でも相変わらずショボイ写真ばっかりで申し訳ない。
定義までのルートで意見相違
より大きな地図で 定義までのルート を表示
これまでは定義に行くに泉から県道263号を利用していたが、今回始めて仙台西道路で出かけた。 東北道インターを過ぎた頃、運転しているカミさんに、”どこから行くの?”と聞いたら、”橋の先から”。 翻訳すれば、このまま進んで国道48号(作並街道)(Wikipedia)に入り、熊ヶ根橋の先で右折して県道263号に、大倉ダムで合流する県道55号で定義に向かう、上の地図で赤く書かれたルートである。 確かに、熊ヶ根の交差点には”定義”の巨大な標識が出ている。 ”定義”を示す標識はこれが唯一で他にはないと思う。
このルート、お気楽には遠回りに思えた。 事実、地図で確認してもかなり迂回している。 それに、どっち道、先で県道55号を走るなら、最初からそれを使うのが本筋じゃないか。(地図では青色ルート) 渋るカミさんに、次の信号で右折して西道路と平行して走る作並街道(旧道)に入るよう命令した。
作並街道と県道55号(Wikipedia)の間は、JR仙山線と広瀬川で遮られており、両者を結ぶ道は少ない。 県立こども病院付近で右折して狭い道路に侵入し強行突破を図ったが、広瀬川を越えられず遭えなく逆戻り。 運転しているカミさんの顔が怖い。
このまま諦めて、常識的ルートに変更してもいいのだが、それでは、先ほど道に迷った体験が無駄になる。 何より、ここで折れたら後々何かにつけて言われ続けるのがしゃくだ。 愛子の手前に来ると、"赤坂”の標識があった。 ”県道55号”でも”定義”でもないのが気になるけど、赤坂は広瀬川の対岸にある。 カミさんに”そこ、右”とだけ伝えた。
無事に広瀬川を越えると、道幅も広くなり快適になった。 ここまでくれば県道55号は目の前だ。
車はなだらかな丘陵地帯を進んでいく。 突然、この風景に似つかわしくないとんでもない物が目に飛び込んできた。
大仏

RAW AV 28mm f2.0 1/1600 ISO80(オート) WB(オート)
DPP:明るさ(-0.17) ps(std) シャープ(8) nr(なし) L補正(なし)
左の道は、いま進んできた道路、一段高い丘の上に建っているのは、まぎれもなく大仏だ。 こんな場所にこんな物があるとは、仙台在住十数年でも知らなかった。 せっかくの写真が、前日設定したf2.0(解放)になっているのを、間抜けなお気楽は気付かずそのまま撮影したため台無しになっている。

RAW AV 105mm f4.9 1/640 ISO80(オート) WB(オート)
DPP:明るさ(0.17) ps(風景) コントラスト(1) シャープ(9) nr(なし) L補正(なし)
望遠で撮影。 後方の白雲が大仏に重なってとてもありがたいお姿なのに、顔に電線がかぶさるアンバランスは何を暗示するか。 前にはお墓が並んでいる、と右横を見ると黄色いケーブルカーのような物が。 あれは何だ? 大仏の内部はテーマパークのアトラクションか?
愛子大仏
11月5日に確認してきた。 正式名は愛子大仏、あやしだいぶつと読む、あやしいだいぶつではない。 佛国寺の大仏という事で詳細は、ホームページをご覧いただきたい。 県道55号で大仏の裏手に容易に近づける。 お尻からお邪魔するのは失礼かも知れないが。

RAW P 28mm f4.0 1/60 +1EV ISO80(オート) WB(オート)
DPP:明るさ(-0.17) ps(std) コントラスト(-1) シャープ(5) nr(色=4,輝度=0) L補正(既定値)
別に逆光のせいで傾き写真になったのではなく、お気楽の平衡感覚欠如が原因だ。 台座に当たる建物の入口は閉まっていたが、開いていたとしても構造上、大仏内部までは上がれないだろう。

RAW P 28mm f4.0 1/320 ISO80(オート) WB(オート)
DPP:wb(太陽光) ps(風景) コントラスト(1) シャドウ(3) シャープ(6) nr(なし) L補正(既定値)
前方は、見晴台になっていて、大仏の膝元まで近づける。 そばで見ると、想像以上にでかい。 頭上の避雷針が目立つ。

RAW P 28mm f4.0 1/125 -2/3EV ISO80(オート) WB(オート)
DPP:ps(std) 明るさ(0.17) シャープ(9) nr(なし) L補正(既定値)
振り返ればこんな景色だ。 初日に中央の道路を走ってきた。 左側にケーブルカーが写っている。 田畑が多い丘陵地帯に真新しい家屋が点在している。 このあたりもベッドタウンとして開発が進んでいるのだろう。

RAW P 105mm f4.9 1/125 -2/3EV ISO250(オート) WB(オート)
DPP:明るさ(0.17) ps(std) シャープ(6) nr(色=6 輝度=3) L補正(既定値)
ケーブルカーじゃなく正式にはスロープ・カーと呼ぶらしい。 確かにケーブルは見当たらない。
その前面に、
ナムナム号発車オ~ライ
と書かれている。 全盛期の糸井重里真っ青のキャッチコピーで、実際、グーグルで”ナムナム号”を検索するとかなりの数が出てきた。 最近まで乗車料金10円だったらしいが、今は無料。
見晴台には、大仏以外、"お休み処 花ごころ”があるだけ、お寺の雰囲気からは程遠い。 佛国寺の本堂は県道を挟んで反対側にあるが、無宗派・無派閥らしくこちらも伝統的寺院からは離脱している。
頭上の避雷針からこの大仏はプラスティックだと結論づける大仏フリーク(注意:この頁、音付き)もいるのだが、確かにナイトスクープのパラダイスで取り上げられても異論はない、あながち”あやしいだいぶつ”と読み間違えても問題ないのかも。
より大きな地図で 愛子大仏 を表示
グーグル・マップの航空写真にもしっかり写っていた。
県道55号
さて、大仏を通り過ぎると、県道55号に合流する。
完成して年数を経ていないためか、あるいは交通量が絶対的に少ないのか、痛みがない二車線の舗装道路は、丘陵のうねりに任せた抜群のワインディング・ロードであった。 先ほどまでむっつりしていたカミさんも楽しそうに運転している。 たまにある住宅の軒先には暴走運転禁止の私設標識がぶら下がっているのだが。
歩行者は見かけないけれど、まったく辺鄙な道路ではなく、路線バスも走っていて、ニュータウン間を結ぶ道路の感じだ。
このまま大倉ダムまで続いているとしたら、お気楽のルート選びは大正解だワ、と思っていると、
左、右どっち?

RAW P 28mm f4.0 1/80 -2/3EV ISO80(オート) WB(オート)
DPP:明るさ(0.17) ps(std) コントラスト(1) シャープ(7) nr(なし) L補正(なし)
右に大きくカーブした前方で、道路は二股に分かれていた。 カミさんが、車を停止させることなく、”左、右どっち?”と聞いてくるので、瞬間的に”左”と答えた。 だって、”この先、....”の看板が狭い左側の道に立っているから。 右の広い道が県道だとしたら、脇道に看板は立てないもの。
カミさんは、そのまま左の道に進入していった....。
以下の写真は、二度目に訪れたときに撮影。

RAW P 28mm f4.0 1/200 +2/3EV ISO80(オート) WB(オート)
DPP:ps(std) シャープ(6) nr(なし) L補正(既定値)
走ってきた方向を撮影。 このような素晴らしい2車線が、ここまで続いていた。 まったく車が通らない、余裕でセンターラインから撮影。

RAW P 105mm f4.9 1/125 ISO200(オート) WB(オート)
DPP:ps(std) コントラスト(1) シャープ(5) nr(色=5,輝度=2) L補正(既定値)
こんな警告板も立っている。 県道55号と記していないのはなぜだろう? 雨量は理解できるが、積雪70Cmは多過ぎないか? これだけ積もれば、市街地道路も走行困難だし、ましてやこの狭い山岳道路は、ちょっとでも雪が降れば危なくて走れないだろう。
スリル満点、車好きにはたまらない

RAW P 32mm f3.2 1/40 -2/3EV ISO 80(オート) WB(オート)
DPP:明るさ(-0.33) ps(紅葉) コントラスト(1) シャープ(5) nr(なし) L補正(なし)
左折すれば、いきなり坂道、この道幅で下り坂が延々と続く。
より大きな地図で 県道55号 スリル満点 を表示
所々に対向車を交わせる場所があるるものの、基本は一車線で、運悪く対向車に遭遇したら... 安全にバックができない人は走行禁止だ。

JPG オート 28mm f4.0 1/80 ISO 80
車好きのカミさんは、ハイペースで飛ばしている。 お気楽は恐怖で顔が引きつっている、対向車が来ないよう祈った。
上の写真はオート・モードで撮影。 何の問題もなく撮れているけど、現場の雰囲気まで写してくれないのがオートモードの辛いトコ。

RAW P 105mm f4.9 1/60 -2/3EV ISO 800(オート) WB(オート)
DPP:明るさ(-0.33) ps(紅葉) コントラスト(1) シャープ(5) nr(色=10 輝度=5) L補正(なし)
路肩の落葉の下がどうなっているのか判らない。 車を交わすために踏み込むと脱輪するかも。

RAW P 28mm f3.2 1/60 +2/3EV ISO 800(オート) WB(オート)
DPP:明るさ(-0.17) ps(紅葉) コントラスト(1) シャープ(8) nr(色=4 輝度=0) L補正(なし)
かなり高いところを通っている。 眺めは抜群だが、運転手に見る余裕はない。

JPG オート 28mm f4.0 1/500 ISO 160
途中、夜盗沢~奥武士~芋沢から来る道(左側)に合流、それにしてもギョッとする地名を結ぶ道だ。 右の県道の方が道幅が狭く、”この先....”の警告は県道側に立っている。 ここから先は、合流してきた道に合わせ、道幅が広がる。 黄色い熊の看板を、アチコチで見かけるが、オオカミ少年じゃないけれど、見れば見るほどに警戒心が薄れる。

RAW P 105mm f4.9 1/125 -1/3EV ISO 500(オート) WB(オート)
DPP:wb(太陽光) ps(紅葉) コントラスト(1) シャープ(6) nr(色=5 輝度=2) L補正(なし)
スリル満点の山岳道路はここ新天狗橋(Wikipedia)まで。 写真は走ってきた方向を写している。 ダムが完成するずっと以前、この橋も存在しなかった時代、道は川を渡らず、まっすぐに伸び、目も眩む絶壁を這うようにダム上に続いたと言う。 興味のある方には、こちらの探検記がお薦めだ。
新天狗橋

RAW AV 28mm f2.0 1/320 -2/3EV ISO 80(オート) WB(オート)
DPP:wb(太陽光) ps(風景) コントラスト(0) シャープ(9) nr(なし) L補正(なし)
欄干の塗装が剥げている橋の上では想像出来ないが、リブの部分が赤く塗られたアーチ橋でかなり綺麗らしい。 車で走行している時は何も感じなかったのだが、

RAW AV 28mm f2.0 1/200 -2/3EV ISO 80(オート) WB(オート)
DPP:明るさ(0.33) wb(太陽光) ps(紅葉) コントラスト(1) シャープ(7) nr(なし) L補正(なし)
歩いて下を覗くと、凄い高さと実感できる。 こちらは下流側。 欄干が低くて恐怖倍増。

RAW P 28mm f4.0 1/50 +4/3EV ISO 80(オート) WB(オート)
DPP:wb(くもり) ps(紅葉) コントラスト(1) シャープ(7) nr(なし) L補正(なし)
上流側には、大倉ダムが見える。 と言う事は、ダムからこの橋を望むことができるのか。
既にお話したように、PowerShot S90を車載カメラに仕立て、県道55号の難所を撮影してきた。 この時の動画はYouTubeにアップロードずみ。 下記をクリックするとご覧いただけます(別ウィンドウに表示)。
Canon PowerShot S90 動画 県道55号はスリル満点
お気楽の車は、開閉式ハードトップを持つプジョー206CC。 一脚を利用して撮影した。 これで街中を走れば、グーグル・ストリート・ビューの新型撮影車に間違われるかな?


一脚の下を座席に、上をアンテナに荷造り紐で固定しただけのチョ~いい加減な搭載で、2~3分で脱着可能。 でも性能はかなりの物。 自由雲台なのでカメラの向き調整は簡単且つ正確。 一脚の脚とハンド・グリップ(ウレタン?)、206CCのフロント・ウィンドウ上部ラバーとフレキシブル・アンテナが抜群のショック・アブソーバーになって揺れを吸収してくれた。
ちょっと、ビビるのは、PowerShot S90がまともに風圧を受けること。 時速何キロまで耐えられるのか? それに、飛び石直撃で完全破壊間違いなしだワ。 |
次にここを訪れた時、往復とも県道55号を避け、常識的ルートを通った。 だって、お気楽はバックがヘタだし、206CCは後方視界が悪い。 途中で対向車に遭遇し、やむを得えず後退するには、視界を得るためにオープンにしなければいけない。 屋根を格納する間、対向車はおとなしく待ってくれるだろうか? 絶対に無理だろうなぁ、だから二度と通らない。
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