お気楽バーダー2->ニコン D300で高速連写! 新春浜離宮庭園 諏訪流放鷹術の実演目次  このページに含まれる一部の画像をクリックすると、ピクセル等倍画像がFlickrから表示します。

ニコン D300で高速連写!
諏訪流放鷹術

据え(すえ)

水平に保った拳の上に、鷹を安定して止まらせておく。 これがすべての基本です。

(会場配布パンフレットより抜粋)

 午前の部が始まる1時間以上前に会場に到着しました。 席も確保できたし、開始までの時間をどう潰そうかと考えていましたが、その心配は無用でした。

午前10時20分、実演に先立って、ハヤブサが鷹匠に据えられて登場しました。 体の斑の形状から判断すれば、オスだと思います。

保存会からお教え頂いた事実。

このハヤブサは、2歳のメスでドイツ生まれです。 ”斑の形状から判断すれば、オス”とウソを書いて申し訳ありませんでした。 訂正させていただきます。



Nikon D300 AF-S Nikkor VR ED 70-200mm F2.8G + TC-17EII 340mm f6.3 1/320 ISO400

午前の部に予定されているスペシャルイベント準備のために、早めの登場です。 この詳細は、<5. 振り鳩> をご覧ください。 鷹などの猛禽類は、人の目を恐れますので、余計なストレスをかけないように目隠しをつけています。


Nikon D40 AF-S DX VR ED 18-200mm F3.5-5.6G 29mm f8.0 1/500 ISO200

開始30分前には、会場の雰囲気に慣れさせ落ち着かせるために、鷹匠に据えられた鷹が登場します。 観客へのお披露目も兼ねているのでしょう、円を描いてゆっくりと歩いています。

”据え”で、最も際立っていたのが、



Nikon D300 AF-S Nikkor VR ED 70-200mm F2.8G 200mm f4.0 1/800 ISO200

こちらのオオタカ(大きさからオス)です。 鷹匠が歩み始めると、自然にこのポーズを取りました、兜の如くです。 ここまでになるのは、たいへんな訓練を要したことでしょう。


Nikon D300 AF-S Nikkor VR ED 70-200mm F2.8G 200mm f4.0 1/1000 ISO200

江戸時代、このポーズで鷹が参上すれば、お殿様は鼻高々だったのでは。



Nikon D300 AF-S Nikkor VR ED 70-200mm F2.8G 200mm f4.0 1/1250 ISO200

鷹匠と鷹は、この瞬間に一体化し、これから始まる狩に備え、阿吽(あうん)の呼吸を整えているのでしょう。 われらカメラ・オヤジもこれに習い、息を整え、”キヤノンのAFは早そうだけど、ニコンを選んだのは間違ってなかった?”などの邪念を振り払い、フレームのセンターで鷹の雄姿を捕捉する事だけをイメージするべきなのでしょうが、未熟者のバーダーは、この場に及んでも、シャッタースピードはどう? AFセッティングはどう? なんてオタオタしていました。

トビを見慣れた目には、オオタカ・ハヤブサの小ささに驚いてしまいます。

  オス メス
トビ 60Cm 60Cm
ハヤブサ 42Cm 49Cm
オオタカ 50Cm 56Cm

保存会からお教え頂いた事実。

猛禽類は、一般的に、メスのほうが大きい。 オオタカも例外ではなく、メスの体重は1.2Kg~1.7Kgです。 また、巣立ち直前、羽根が生え揃った時点で大きさが確定し、その後成長しても大きさや重さはそれほど変化しません。

(猛禽類でないですが、カワセミなどは巣立ち直前の幼鳥は親より大きいので驚かされます。)



Nikon D300 AF-S Nikkor VR ED 70-200mm F2.8G 200mm f5.6 1/500 ISO200

このオオタカは、鷹匠の拳に静かに止まっていました。 オオタカの体重は約800g(オス)、Nikon D300とほぼ同じ重さです。 硬そうなエガケ(手袋)をはめた手を水平に保ち、鷹を安定して止まらせるためには、かなりの体力がないと出来そうにありません。

保存会からお教え頂いきました:上の写真のオオタカはメスです。 

元来、猛禽類は用心深く人を恐れます。 多勢の観客がいるこの環境に慣れさせるために、それなりの時間を要するのか、鷹匠はゆっくりと周回を重ねていきます。 なかには、じっと止まっているのに我慢できなくなるものも、



Nikon D300 AF-S Nikkor VR ED 70-200mm F2.8G 200mm f2.8 1/1600 ISO200

保存会からお教え頂いたきました:こちらの写真のオオタカはメスです。 

こちらのオオタカは、かなりの元気者です。



Nikon D300 AF-S Nikkor VR ED 70-200mm F2.8G 200mm f4.0 1/1250 -1/3EV ISO200

挙句の果てに、


Nikon D300 AF-S Nikkor VR ED 70-200mm F2.8G + TC-17EII 340mm f7.1 1/1000 ISO400

でも、このオオタカ君の方が写真の撮りがいがありました。



Nikon D300 AF-S Nikkor VR ED 70-200mm F2.8G 200mm f4.0 1/1250 -1/3EV ISO200

続いて、オオタカの若鳥です。 無難に据えをこなしていたので、いずれは品位を備えた、先頭に掲載したオオタカのようになるのでは。 まぁ~若気のいたりで、晴れ舞台での糞も許されると思います。

保存会からお教え頂いきました:上の写真のオオタカ若鳥はオスです。 

放鷹術もグローバル化が進んでいるようで、外国種も参加していました。



Nikon D300 AF-S Nikkor VR ED 70-200mm F2.8G 200mm f5.6 1/400 ISO200

南北アメリカ大陸に生息するモモアカノスリ (Harris's Hawk)は、ハヤブサ、オオタカとは異なり地上の小動物を捕食します。 また、数羽で役割分担して獲物を捕る技を有し、この点においても他の猛禽類とは異質です。 人間をあまり恐れないので、その性格を生かした実演を見せてくれました。

なお、シンガポール、ジュロンバードパークのFuji Hawk Showにも出ていましたが、そちらのページではイヌワシと記述していますが、モモアカノスリの誤りですね、すいません。



Nikon D300 AF-S Nikkor VR ED 70-200mm F2.8G 200mm f5.6 1/500 ISO200

ワシミミズク(Eagle owl)です。 主に、ユーラシア大陸・北アフリカに生息しますが、1994年に北海道北部で営巣がみつかったそうで、現在でも生息しているのか知りたいですね。 ユーモラスな顔付に似合わず、獰猛な性格で小中哺乳類を捕食しますが、時にはハヤブサやノスリを襲うこともあるそうです。

今回登場したワシミミズクは、若鳥と説明されましたが、成鳥になると体重は2~4Kgになり、据えは難しくなるのではと余計な心配をしてしまいます。

保存会からお教え頂いた事実。

上記記載は、ユーラシアワシミミズク(Eurasian eagle owl)と思い込んでの記載でしたが、おおはずれでゴメンなさい。 このワシミミズクは、ベンガルワシミミズク(Rock eagle owl)のメスで、推定1歳くらい、第一回換羽は終わっています。 体重は約1.2Kgで成鳥になっても大きさは変わらず、大きい個体でも2Kgは超えません。

英文のWikipediaの記事に寄れば、生息地はインド・パキスタンあたり。)

 


Nikon D40 AF-S DX VR ED 18-200mm F3.5-5.6G 29mm f8.0 1/400 ISO200

鷹匠が一列に整列され、いよいよ実演が始まります。

実演の様子は、次ページ以降に記載しています。

 

一通りの実演が終わると、鷹匠が鷹を据えて、観客席に来てくれます。 オオタカのアップを撮影する絶好の機会です。


Nikon D300 AF-S Nikkor VR ED 70-200mm F2.8G 200mm f2.8 1/640 ISO200

Nikon D40でも撮影しました。


Nikon D40 AF-S DX VR ED 18-200mm F3.5-5.6G 200mm f8.0 1/80 ISO200

鷹匠の皆様は、快く記念撮影に応じたり、観客からの質問に答えられていました。 いまになって、あれもこれも訊ねておけばよかったのに、と後悔しています。

 

鷹匠衣裳

会場で配布されたパンフレットに寄れば、鷹匠は昭和初期の衣装を正装として採用しているそうです。 以下は、そのパンフレットからの転載です。

下の写真に書かれた番号をクリックすると、該当する説明と、拡大した画像を表示します。

 

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